先日、Parisで友人の友人が指揮をしているオーケストラを訪ねた。やっぱり楽器はいい。見ているうちに自分もやっぱり弾きたくなって、弦楽器屋さん(Flatを探している時に偶然見つけた素敵なお店。マダムもとても親切)で弓の毛を張替えてもらい、ネットで見つけたオーケストラを訪ねた。
ロンドンには、本当に星の数ほどアマチュアオーケストラが存在している。私は今回、便のよさを考えてオックスフォードサーカスの近くで練習をしているオーケストラに見学に出かけた。
連絡をした方からは、セカンドヴァイオリンに加わってください、と言われ、私のヴァイオリンの実力からして、それは願ったり叶ったり、と思ったのだけれど、実際に練習場に着いてコンサートミストレスの方にお話をしたら、「じゃ、ファーストに」ということでいきなり楽譜を渡されてしまった。
ブラームスの交響曲第4番。大好きなブラームスの交響曲なので、曲自体は歌えるくらい親しんでいる。しかし、初見で弾くとなると、これはかなり。。。とりあえず、弾いている振り。ピチカートと弓での演奏くらいは間違えないようにしよう。。。うっ、どうしよう、指が追いつかない。。。思わず歌ってしまいそうになる。
練習の後は、コンサートミストレスの方、ファーストヴァイオリンの第二奏者の方に誘われてPubへ。お二人はとても品があり、また仕事も出来ます!と言う感じの方々。出来る人は、仕事だろうと、楽器だろうと、何でもできるのよね。私も早く、こんな風にオーラのある女性になりたいわ。
と言うわけで、弾けもしないのに、オーケストラに加えてもらうことに。さて、来週の練習日までに、「弾いている振り」に磨きをかけなくっちゃ。