24日の演奏会で予定演目が終了した後、なにやら指揮台の前に演説台が用意された。何かと思っていると、どこかで見たことがある偉そうな人が出てきた(文化・コミュニケーション大臣のミッテラン氏。故ミッテラン元大統領の従兄弟)。
なんと、Abreu博士にレジオンドヌール勲章(等級はOfficier)、ドゥダメルには芸術文化勲章(同Chevalier)が授与されたのである。我々聴衆、プログラムと一緒に、この叙勲式への招待状を貰っていたのであった。
アンコールを演奏するドゥダメルの胸に、勲章が輝く。
友人達が帰るというので、出待ちをどうしようかとも思ったが、やはりお祝いを言わなくては!と決行。
この芸術文化勲章、普通は(フランス人だと?)30歳以上が受勲できるようだが、彼はまだ28歳。勲章は後からついてくるもので目標にするものではないけれど、このまま活躍が続けば、彼もレジオンドヌール-しかもかなり高位のものを-受けることだろう。