2009年3月6日。ロイヤルフェスティバルホール。
Messiaen Les Offrandes oubliées
Tchaikovsky Piano Concerto 1
Berlioz Symphonie fantastique
Louis Langrée conductor
Simon Trpčeski piano
Dudamelのコーラス席に味をしめ、今日もコーラス席で。指揮者のカリスマ性って、何だろう、と思いながら。
3曲目は有名な、幻想交響曲。
空でも歌える、幻想交響曲。
が、第一楽章、何を聴いているのかわからない。Symphonie fantastiqueって、幻想交響曲よね、ベルリオーズ、似たような曲作っていなかったわよね、と誰かに確認したくなるくらいに。「幻想即興曲」をゆっくり弾くと何の曲か良く分からない、そんな感じだ。
第二楽章に入って、間違いなく幻想交響曲だということは理解したが、しっくりしない。
それを救ったのが、第三楽章のコールアングレ。非常に美しくメロディを歌い、第三楽章が終わったところで、指揮者が演奏者に拍手をした(これもコーラス席だから分かる特典だ)。演奏終了後、奏者が舞台上に残っていたので、拍手をしたら、Thank you、と応えてくれた。これもコーラス席の特典。
第一楽章はなんだったのか、いまだにわからないが、最後はすっかり盛り上がって終了。指揮者は、スコアを持ち上げて、ベルリオーズに感謝していた。尤もだ。
幻想交響曲、これはDudamel向きだ、間違いなく。と思ったら、録音があるらしい。USでしかavailableではないようだが。是非聴いてみたいものである。