9月13日土曜日はプロムス最終日。こちらに残ることが出来るかわからず、チケットを購入しなかった(チケットは4月から発売。ラストコンサートは競売サイトでとんでもない値段がつく)ので、今年もTVで鑑賞。
とても愛国的な催しではあるけれど、英国国旗だけではなく、イングランドの旗、ウェールズの旗、スコットランド、アイルランド、オーストラリア、南アフリカ、ドイツ、イタリア、フランス、韓国、日本、皆自分の母国の旗を掲げて良い所は流石英国。
自分がクラシックが好きだからかもしれないが、こういう催しが日本にもあればよいのに、と、また日本人が日本人であることを誇る気持ちを素直に表現できる場があればよいのに、と思う。純粋に、威風堂々、Rule Britanniaなどを合唱する人々が羨ましい。紅白歌合戦ではちと悲しい。「蛍の光」で終わるところは同じだけれど。
でも、なぜか街で抱擁するカップルが外国人(西洋人)だと絵になるような気がするのに、日本人が同じことをしても、「いかがなものか」と感じてしまうように、日本がこれをやると、国粋主義とか軍国主義のようなものと結び付けられてしまいそうな気がするのは私だけか。
終盤、指揮をしたSir Norringtonは、Proms in the parkの人々に「今年最初(で最後)の英国の夏の中に居る方々・・・」と呼びかけ、思わず笑った。しかし、Sirの言う通り、プロムス最終日は本当に英国の夏最後の日だったのである。ちなみに日曜日もLondonはとても良く晴れたけれど、これはもう夏ではなく、秋だったのだから。空は高く、空気は清々としている。この間、新緑の季節になったばかりだと思っていたのに。月日の経つのは早いものである。