同僚の送別会に出かけるために、Londonへ。途中、Windsorのワイン屋でアタッシュケースに入ったMedocのワイン2本とワインオープナーや栓のセットを送別の品として買う。9000円弱。悪くない。なんでも、フランスから直接自分で仕入れてきた、というワイン屋のおじさん自慢の品のようだった。おじさん(というよりはおじいさん?)の英語はイタリア語なまっていたように思えたけれど、どこの人なのかしら。ワインは日本が割高なのか、他の物のようにはひどく高い感じはしない。また家でパーティを開くときにはここから調達してみよう。
一度会社へ寄って、同僚とLondonへ向かう。朝ニュースで、テロ未遂のためにロンドンの地下鉄が一部止まっているとみたけれど、その影響らしくダイヤが大幅に乱れている。ホームに人があふれている。ロンドン行きの電車は5番ホーム、と出ていたので、とりあえずそこで待っていると、ロンドン行きが到着するはずの時間に逆向きの電車が入ってくる。こんなことだから電車の正面衝突の事故が起こったりするのよ、なんて思っていると、「ロンドン行きは2分後に3番ホームに到着します」というアナウンスが入り、ホームにあふれていた人が3番ホームへ大移動。あー、将棋倒しになってつぶされるのはいやだ、と思いながら同僚と3番ホームへ走る。
電車の中は、東京の満員電車に比べたらまだまだ余裕はある。同僚とおしゃべりをしているうちにロンドンへ。タクシーも長蛇の列で諦めて地下鉄へ。SOHOにあるタパスのお店へ。あちこちで人が店からあふれて外でビールを飲んでいる。タパスのお店は美味しいとは言い難いけれど、おつまみでお願いした大きなグリーンオリーブは美味しかった(ってこれはお料理ではないけれど)。また、パエリアも塩味がきついなぁ、と思いつつもこのところまともな料理を食べていなかったので、上にのった野菜を中心に一心不乱に(?)食べてしまう。同僚から、次までに美味しいタパスの店を見つけておくようにと言い渡される。そんなものが存在するか疑わしいとは思いつつも、素材はイタリアから輸入しているはずだし、そういう点では近い分だけ日本より条件はよさそうだから、とりあえずがんばって探してみよう。ところで調査費は出るのか知らん?
タパスの次はカラオケへ。イギリス人もカラオケが好きなのね。。。って同僚が特殊なのかもしれないけれど。日本のカラオケと違うところは、みんなで大合唱するところ。だから、私のように英語のポップスをほとんど知らない人間は、口パクで踊るしかない。楽しんでいる、というサインだけは出しておかないと。。。
Windsor行きの電車はロンドン発22h52が最後なのだけれど、結局参加者の一人が車で家まで送ってくださるということでカラオケに参加した。すごい車とは聞いていたけれど、果たして2シーターのベンツ(CL600?)。日本で買うと2000万円くらいはするのだろうか?深く腰掛けると足が着かない。こちらの同僚は皆立派な車に乗っている(木曜日に送ってもらったときの車はアルファロメオだった)。イギリス人は車を大事にするらしい。確かに街を見てもポルシェに始まり、高くてしかも新しい車があふれている。フランスに行くと古い小型車が多くしかも汚いのだけれど、ここは違う。お国柄は車にも表れるのだと思う。ただいくら良い車とはいえ、150km/hで飛ばされるとさすがに怖い(アナログ表示はmile/hで、あれ、そんなにゆっくり走っているのにこんなに怖いの?と思ったら下の液晶に150km/hと表示が出ていた)。自分で運転していたら怖くないのだろうけれど、相手は飲んでいる上にお疲れの様子。あー、死にたくない。
今の家を2ヶ月以内に出てゆくようにいわれているのだけれど、そのときはロンドンに家を借りたいなぁ。こんな風に他人に頼らないと生きていけないのは自分には向かない。東京に居たときのように、終電を気にしないで遊び、帰りたいときにはタクシーでさくっと帰ることが出来るところに住みたい。。。贅沢かなぁ?