総大会より 12月14日

「イエス・キリストに真に従うものを見分けるもっとも簡単な方法のひとつは、その人がどれくらい思いやりをもって人に接しているかを見ることです」
（キリストに従う　オークス管長）

教会から逃げ出したくなり、言い訳をして自分を正当化しようとしました。
ステーク会長がわたしの目を見て言いました。
「佐藤兄弟、逃げるのですか？」
この上ない厳しい一言でした。
メチャクチャ図星だったからです。

「罪のある者は真理が胸の底まで刺し貫くので真理を厳しいと思う」1ニーファイ16：2
この聖句を目にするたびに、四十年前の一言を思い出して胸の奥が熱くなります。

思いやりとは人を傷つけない優しい言葉でしょうか。
そうですね、そうかもしれません。
でも、時には心に大きな傷跡を残すような厳しい言葉であったりもします。
その傷跡は今もわたしを強めてくれます。

「あなたは三度、わたしを知らないと言うだろう」マタイ26：34
この言葉は、その後のペテロの生涯をどれほど強めたことでしょう。