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あと5分、いや、10分、この絵を描き続けていられたら、
この小説を、あなたへの便りを、綴ることができたなら・・・
あなたとの逢引も、あなたとの約束も、
あなたとの交わりも、あなたとの別れも、
すべてを奪った日の丸の小旗が風になびく光景を、
私はいまでも心の奥底で許してはいない。
平和で安全を確保された場所で戦争について議論するのではなく、
推奨する人たちは、戦地へ行けばいいのよ。
核には核という発言をする唯一の被爆国である日本人政治家は、
世界のどこかで行われている戦地の、第一線へ行けばいい。
それでも核が、戦争が、というのであれば、
はじめそこに言葉の重みが加わる。
平和で安全を確保された場所では、
その悲惨さが肌に、心には届かないものだ。
※江東区・江戸川区が合同で行っていると灯篭流しは
東京大空襲で亡くなった方々への鎮魂のために
今年で9年目になる行事だという。
私は知らなかった。
また多くの区民は知らない。
私は娘と参加し、戦争について、
この下町の地域での出来事について私が近所の年配者から聞いたことを
娘へ伝えた。
鎮魂の意味は、私たちの人生へもシンクロしているのだから。
平和を、ご冥福を、心からお祈り申し上げます。