私を看取る覚悟はありますか?
これは完治しない、というあなたからの告知を聞いた私が当然持つ問いであると思います。
病院を移る移らない含め、あなたは私を看取れますか?
返答は無責任なものだった。
「ガンではあるまいし・・・・・」
けれど、私たちの疾患は、命の長短には直接関与しないものだとしても
生活の質の低下は免れず、通常の仕事ができないため、生きて死ぬに等しいのだ。
「それをあなたは診てきたのではないのです? 完治しないことを告知していますよね?」
私は聞いた。
「2月の診断書には○○と記載し、けれど、5月の診断書にはそれが完治せず、
悪化しているのに記入されていない。それはなぜですか? 偽装ですか?」
主治医は言う。
「検査方法が確立されていない状況の中でたぶんそうであろうけれど・・・・」と。
「では何を根拠に『完治しない』と告知できるのか?」
その判断は医師が行っている意図が私にはどうも読み取れないのだ。
じゃぁ、検査方法があれば何でもやるのかというとそうではなく、
「私の心理テストも脱毛に関する血液検査もお願いしても行ってくれず、
点滴入院、点滴治療も受診当初提案したが、無視してきた経緯がある。
最低限、必要な検査はすべて他院でそれを補ったのが現状だ。
それも、自分で他科への受診を勧めておきながら病院は自分で探せという。
あなたを主治医としてきた私の人生はあなたの判断によって、
つまり、あなたの能力のなさや誤診や過誤によって左右される責任については?」
目を合わせない、私とは。
別院の主治医が私の点滴痕を不信に思い、医師が看護師へ指示をしないのか?と疑った。
検査をしない姿勢はもとより、この医師の資質を当初から見抜いていたのだろう。
ただし、私は再度ドクターショッピングになることが怖く、嫌であったため、
主治医とは信頼関係を構築していると思っていたし、事実、そうであったはずだった。
けれど、先の看護師の多々なる不祥事に対する医師の姿勢に私自身も疑問を持ち始め、
患者が患者として安心できない病院、
主治医の指示にも関わらず病院は自分で探せという無責任さ、
通院するとその対応から帰路ぐったりする病院や医療とは何であるか、と
考える機会が多くなっていったことは確かだった。
まだ体重は減少したままだ。
交通事故裁判も控えている。
検事は「国家資格を有するものが判断することなのだから、それは正しい」と言う。
けれど、そこには資質や人間性が抜け落ちており、
経験や患者への配慮、医療への姿勢が医師の差異へとつながる。
被害者はいつだって責められてばかりだ。
「医師がそう言っているのだから『あなたは怠け病』だと解釈されてもおかしくはない」と。
私は裁判を某新聞社やテレビ局に取材させようと思う。
医療の現状についても同様であり、私自身も書きはじめている。
これが現実であり、被害者の置かれる立場であり、
それを疑問に思わない人たちが国家資格を有する現状だ、と。(もちろん全員ではない)
事実上、主治医は裁判を前に私を切り捨てたのだ。
自分の判断が私の人生を左右することよりも、面倒から逃れるために。
専門外であること(わかろうとしないのが現実)、
裁判に関与することで書類などの余計な仕事が増えるのが目に見えているからだ。
であれば、最初から、もしくは、こんなに月日が経過する前に、
どこか専門の病院、つまり、自分の大学でも関係のある病院へも転院させることは可能だ。
けれど、それをしなかったのは儲けを捻出するためであり、
私を完治させようとも、快方させようとも、ある程度の維持を存続させようとなど
口先だけのでまかせだったことが今日判明した。
あえて「お前」と言わせてもらおう。
お前には欠如した部分があり、治療や投薬指示はすべて私が行ってきたことを忘れるな。
体重減少した際も点滴の要請は私からであり、
継続していない事実に驚愕した別主治医が激怒し、
毎日しないのであれば意味がないと伝えたことで渋々それを行ったのだ。
空港で倒れた際も、翌日病院に担ぎ込まれた際も、お前は何をやっていたんだ?
看取れるか否かはガンでなくてもそうした危機的状況が現実として起こった背景にはあり、
現に食事ができないことはお前にとって「死」への匂いとは違うのか?
いい医師とはお前が決めるのではない。
患者が決めるのだ。
約2年もの間におよぶ主治医を務めた結果が、切捨てか?
いい医師になりたいと思うのであれば、いい医師に教えを請うことからはじめろ。
能書きなど10年早いのだ。
患者への批判も他医師への疑問も、お前にはまだ早い。
それは、自分のための医療を行っていることに由縁し、患者などは診ていない。
ただ単に開頭、手術をしたいからであり、予後になど関心はないのだろう。
経験の浅い医師、
責任が持てないという理由で的確な投薬ができない自身の未熟さは棚上げし、
別主治医を批判するな。
看護婦の教育すらできずに、点滴すら1回で針を刺せないレベルの医療者ばかりの中で
お前の目指すものは何だ?
甘えるのもいい加減にしろ。
私は法廷に立ったとき、なぜ、ドクターショッピングをしなければならないのかを明らかにし
その一方で真摯に患者と向き合って、共に歩んでくれる医師の存在を褒め称えよう。
その若さで腐った医師の仲間入りをするとは。
そのような無責任な姿勢は、いずれ取り返しのつかないミスや事故となり、
あなたがしがみ付く医師という立場ではいられなくなるわ。
心のない者、責任の不在、大人になれない人間は、
人を傷つけるだけだ。
だから、自分もいずれ傷付く羽目になる。
私は呼ぶ。
この秋は人間の精査時期である、と。
まさか主治医がそこに名を連ねるとは思ってはみなかったものの、
この時期、本性を聞き出し、化けの皮をはがせただけでも私のストレスはひとつ減る。
患者を、私を、被害者を、なめるなよ。
お前は一番敵にまわしてはならない人間を、踏み台にしてもいいと手を差し伸べた患者を
裏切ったのだから。