風の生まれる場所

海藍のような言ノ葉の世界

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言葉へ置き換えていけたら・・・

鮨屋、醤油に厭きる

2008年04月18日 14時03分29秒 | エッセイ、随筆、小説

 

 

雨の西麻布、
交差点から外苑西通りを青山へ向かった路地裏に粋な鮨屋がある。
暖簾もなくひっそりと。
しかし存在感のある佇まいは、
店主の真剣さがにじみ出ているようでこちら側の背筋も伸びる。



タイトルは「鮨屋、醤油に厭きる」とはしてみたものの、
鮨屋に醤油がなかったわけでもなければ、
本当に厭きたわけでもない。
でも店主は真剣に悩んだ時期があったのだといって
ナマモノばかりだと胃にもよくないし
第一、醤油の味に舌も厭きると可哀想だと言った。
小さくて可愛い小鉢に盛られた料理に舌鼓を打っていると
そろそろいかがでしょう?と絶妙なタイミングで
シャリの小さな鮨が目前に出される。
もしそれを一言で表現するならば、芸術品のような鮨だ。



さてここからは少々艶っぽいお話をすることにしましょう。
といってみたものの、こちらは次回のお楽しみということで。






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