(つづき)
合鴨は何かを考えながら空を見上げた。
ぼんやり光る月。
その下を細々とした雲が流れていく。
合鴨は何かを決意したように はっきりとした口調で話しだした。
「今日は いい風が吹いてます。
きっとスカイツリーの上なら十分すぎる程の風が吹いているはず……
こんな(飛べないよう)細工された羽でもグライダーの様に風にのれば、遠いトコロまで飛んでいけるはずです」
合鴨は自分自身に言い聞かせるようにそう言うと僕をじっと見つめた。
「幸せの青い鳥か…
そんな鳥が本当にいるのか わからないけど……
どちらにせよ僕が出来る事といえば、君をスカイツリーに案内する事くらいだからね。
それくらいは協力させてもらうよ!」
僕はそう答え、合鴨とともに家を出た。
(つづく)
合鴨は何かを考えながら空を見上げた。
ぼんやり光る月。
その下を細々とした雲が流れていく。
合鴨は何かを決意したように はっきりとした口調で話しだした。
「今日は いい風が吹いてます。
きっとスカイツリーの上なら十分すぎる程の風が吹いているはず……
こんな(飛べないよう)細工された羽でもグライダーの様に風にのれば、遠いトコロまで飛んでいけるはずです」
合鴨は自分自身に言い聞かせるようにそう言うと僕をじっと見つめた。
「幸せの青い鳥か…
そんな鳥が本当にいるのか わからないけど……
どちらにせよ僕が出来る事といえば、君をスカイツリーに案内する事くらいだからね。
それくらいは協力させてもらうよ!」
僕はそう答え、合鴨とともに家を出た。
(つづく)