清潔で決してたゆむことも休むこともない。投資と効果が把握しやすい。ロボット労働の進展拡大情報を、TVキャスターはこれらの仕事はロボットにこそ適していると満面の笑顔で称揚する傍ら、こどもの身体機能の変化を、低下と捉える眉の寄せ方で報道する。
ヒトの細胞(器官、感覚)は新たな生命の誕生ごとに機能を取捨していく。
機械はすべてロボットだ。ひとの手になる進化にはあらかじめ不備は漏れなく附随することが織り込まれている。放棄されたロボットは膿を産み続け、ロボットの規格を基準にロボット化されたヒトはうろたえることすらしない規格をクリアしてゆく。
ひとがひととして生きる、という意味も一つではないにせよ、神の俯瞰を模倣しようとする思惟は、いつのころやら・以前は、無理という区画に仕舞い込まれてはいなかったような気がする。
頭のいいひとたちが、微細にも重厚にも制御しにくいキカイを意欲的あるいは義務的慣性的に目指し、メンテナンス不能事態に艱難したがるのって頭悪いような気がしてならない。