Nシマさんが亡くなった。
月3回訪ねているグループホーム。前回、風邪のためお部屋でやすまれているとのことだった。翌日亡くなられていた。これまでは異変があると管理者が知らせてくれたが最近の異動でそれはなくなった。
知らされたとしてなんとしよう。
Nシマさんは
すてきなひとだった。
以前ちょっと触れたハシモトさんは、ひとの凸凹を知りながら知らんぷりして明るく優しくて
それはそれでありえないすてきさでありつつ
Nシマさんは、ひとの凸凹なんて思いつかないひとで
(いや、言っとくけど頭のよいよく働くひとで)
それはそれこそありえないありかたであり
自分が肩で息をしながらサムイカラオネエサンカラダニキヲツケテヨってあの調子でひとのことを気遣ってくれるのよと
前夜夜勤だったSトウさんは言う。
厚意の手伝い申し出に対して受ける二、三の職員からの(私から見て理不尽でヒステリックな且つ頻度の)注意に、
ほんとに反省して反省が及ばない自分にうなだれるのを
情けなくもかばいようがない私もうなだれるのだが
なにがあっても陰は纏わない。
なんと表現しよう。
まっすぐなやさしさ。
笑顔。