年初にテレビの外付けハードディスクを初期化し、何十という録画が霧散した。以前1件削除のつもりが全件削除を自分でクリックしたことがあった。どちらの何十もあとでゆっくり見ようと後回しにしていた。そしてわかるというかあたりまえのことだがつまりは見ても見なくても私の感情も生活もかわんない。
家、ついていってイイですか?をたまたまリアルでぼんやり見始めてイノマードキュメントにくぎ付けになった。
次の日の外出で久しぶりにモバイル音源を耳にしながら歩こうとオンすると入れてあったのを忘れていた清志郎が雨上がりの夜空にを歌い始めた。
翌日、返却日が迫ってきた凪に溺れるの文字を数ページ分拾い進むと核になるとしか思えない人物が一年前に死んでいたという。バス酔いしがちなので本を閉じ、バンド名を間違えたままツイートしたぐらいそれまで何の情報も持ち合わせなかったバンドマンの話をその1時間後に美容師に語ったりした。
さっきマックで凪に溺れるを読み終えた。何にせよ途中で放置しがちなので書いておく。苦手な節回しがなく、一人称を隠しきれない三人称ではない。