つけっぱなしのテレビ情報のかじりに土曜の午後の阿佐ヶ谷駅界隈の印象が重なる。
30年のあいだに5度訪れたかどうか、かつそれらはポイント直行だったから、わずかながらもぐるりと周辺を歩いたのは今回が初めてだ。
緊急事態発令直前の週末だからなのか日常なのかがわからない。日も高いのに「こんばんはっ、いらっしゃい!」と呼び込む声。対策なのか日常かこれまたわからない開け放され敷居からはみ出すサンダルの足。店内が見えるいずれもに客がいる。
まつりだとおもった。
つけっぱなしのテレビ情報のかじりに土曜の午後の阿佐ヶ谷駅界隈の印象が重なる。再。塞がった非日常と解放の非日常の敷居がわからない。