曇り・晴れ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.



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雨の多い祭りを、前日まで暢気なほどに腰の軽い雲たちが覆っていた空が晴れて迎えた。土地を離れている者が思いをつなぐ掲示板をろぐっていた。よそもんがおいしいところだけついばむなとの書き込みには強い調子があり、賛同する者は当然おり、その後、嵐を超えて維持してきた管理者が去る旨を書き込んだ。彼を擁護する言葉の中にはみんな好きでそこを離れたわけではないというのもあった。みんなではないはずだ。それでもふるさと納税なんていうどう機能するのかという制度が俎上にあがる背景はある。