マリリンの映画日記

エッセイスト瀧澤陽子の映画ブログです!新作映画からオールドムービーまで幅広く綴っております。

『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』

2014年09月22日 | 映画

往年のハリウッドビューティ、グレース・ケリーの役を現代の女優が演じるのなら誰がいいのか?

私の心には二人の女優がイメージされた。一人はニコール・キッドマン、そしてもう一人がシャーリーズ・セロンだった。この二大女優が一番、グレース・ケリーに近いと確信していた。

予想は的中した。今回の『グレース・オブ・モナコ』では、ニコール・キッドマンがグレース・ケリーを演じた。

いや、女優グレース・ケリーではなくて、正確に言えば、モナコ公国の公妃となったグレース・ケリーを演じている。

グレース・ケリーと言えば、映画では、『喝采』である。実にシリアスな役をこなし、アカデミー主演女優賞に輝いた。金髪美女好きのアルフレッド・ヒッチコック監督作品の常連でもあり、『裏窓』『ダイヤルMを廻せ』も素晴らしかった。

女優としてのグレース・ケリーの偉業は話すまでもないが、公妃となったグレース・ケリーの偉業が今回の作品で、実に丁寧に描かれていた。

モナコは世界で一番小さな国バチカン市国の次に小さな国である。

しかし、一時、フランス政府から(シャルル・ド・ゴール大統領)から過酷な課税を強いられていた事実の発見に驚きだった。

そして、この窮地を救ったのが公妃グレース・ケリーだった!

映像の中のグレース・ケリー。公妃のグレース・ケリー。

いずれにしても、私はグレース・ケリーが昔から大好きなのである。

10月18日から公開

【監督】オリヴィエ・ダアン

【出演】 ニコール・キッドマン  ティム・ロス