京都
相国寺承天閣美術館
温故礼讃-百花繚乱・相国寺文化圏
期間:1月13日(日)~3月24日(日)
蔦の細道図屏風 俵屋宗達筆 烏丸光廣賛
伊勢物語に題材をとり、金地に緑青で蔦の細道を宗達が描いた作品。そこに烏丸光廣が奔放な筆致で和歌を書き付けている。
この作品は遊び心に溢れており、まず屏風の右隻と左隻を入れ替えても繋がる画面構成。
「光廣」の署名がまるで細道を歩く旅人のように書かれている。
宗達と光廣のコラボは多く、気心が知れる間柄ならではの作品と思えます。
東山殿唐物肩衝覚 小堀遠州筆
東山殿(足利義政)コレクションと伝わる唐物茶入41点を図入りで記録したもの。
遠州の知識の一端を窺わせる巻物。
志野宗信像 池大雅筆
香道家志野流の祖・志野宗信を描いた作品。左手に香炉を持ち右手で香りを起こそうとしている。
志野宗信は足利義政に仕えたとされ、三条西実隆や連歌師・牡丹花肖柏に茶人・珠光と親交があったとされます。
この他に足利義政所持の古瀬戸鶴首茶入、加賀光悦、狩野探幽筆の観音図などなど拝見。
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