大阪
湯木美術館
早春展「利休と茶の湯のエピソード-茶書に描かれた利休の姿-」
期間:1月8日(火)~2月8日(金)
赤楽茶碗 銘 再来 長次郎作
総体白味がかった赤釉が掛かり、部分的に灰色の窯変が表れている。藤村庸軒が師の元伯宗旦の茶話を聞き書きしたものを、久須美疏安が編纂した「茶話指月集」には「黒茶碗 銘 東陽坊」や「赤茶碗 銘 検校」に続けて名が挙がる。
竹茶杓 武野紹鷗作
長さ21cm、白竹・節無・二本樋の茶杓。
「猿鶴蒔絵茶箱」の内容品で鴻池屋山中家に伝来した。
千宗旦書状
春屋宗園作茶杓(展示有)の添状。霜月六日付、元立法橋宛。内容は「春屋の茶杓は筒共に見事なので御秘蔵ください」といったもの。
宗旦は春屋宗園のもとで喝食として修行していた縁があり、師の茶杓も知っていたのだろうか。
その他、宗旦作の竹二重切花入「平宗盛」、利休所持の黄瀬戸建水「大脇指」・与次郎作の四方釜など拝見しました。
利休や利休に関わる人々の茶の湯にまつわるエピソードと共に見る道具も新鮮で良かったです。
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