徳川美術館
特別展 信長・秀吉・家康 -それぞれの天下取り-
期間:7月14日 (木) ~ 9月11日 (日)
前・後期拝見しました
織田信長所用 紺絲威胴丸具足
兜は四十間筋兜に鍬形と織田家の家紋である木瓜紋の前立が付く。
信長が桶狭間の戦いで着用したとの伝承があり、柏原藩主織田家より明治時代になって建勲神社に奉納された。
この甲冑に関しては江戸時代に大幅に改修されているとも、信長の時代の物ではないとも一部で言われている。
豊臣秀吉所用 色々威二枚胴具足
兜は銀箔押帽子形兜にヤク毛の後立が飾られている。胴は二枚胴で袖に桐紋、佩盾に沢瀉紋が付く。
秀吉が文禄の役で着用したとされる。
この甲冑に関しても製作は桃山時代まで遡らないとの意見もある。
堆黒赤壁図盆
北宋時代の詩人蘇東坡の「赤壁賦」を図案化した堆黒の盆。
豊後大友氏より織田信長に贈られ、美濃国井ノ口を改名する際「岐阜」の名を進言した沢彦宗恩が拝領した。
半朱の具足
上半分が朱色、下半分が黒色の胴。
元は成瀬正成の家臣鈴木彦左衛門が着用していた具足で、小牧・長久手の戦いのおり主君成瀬正成を助けた功により正成の具足を賜り、替わりにこの半朱の具足を成瀬正成が貰い受けた。
脇指 銘 本明備州長船兼光 天正□年八月吉日日向守上之
備前の刀工・兼光の作。明智光秀の所持していた脇指であった事から「明智兼光」と呼ばれていた。
その後徳川家康が所持し、小牧・長久手の戦いで戦功のあった成瀬正成に与えられた。
最近の「探訪」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事