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2208 群馬県立歴史博物館 戦国上州の刀剣と甲冑


群馬は高崎

群馬県立歴史博物館

戦国上州の刀剣と甲冑

短刀 銘 国光(号 大権現国光) 
鎌倉時代、相模の刀工・新藤五国光の作。
尾張徳川家伝来。その号から家康との繋がりを匂わせるが・・・
短刀 無銘 行光(名物 佐藤行光)
鎌倉時代後期、相模の刀工・行光の作とされる。
秀吉の家臣・佐藤勘右衛門堅忠が所持したことから佐藤行光と呼ばれる。
後に德川家康に渡り、家康から紀州藩主・徳川頼宜に与えられ、承応3年(1654)頼宣の三男・松平頼純に譲られて以降は伊予西条藩松平家に伝来した。
太刀 銘 正宗(名物 木下正宗)
鎌倉時代末期、相模の刀工・五郎入道正宗の作。
木下藤吉郎こと豊臣秀吉が所持したとされ、後に徳川将軍家に伝来した。
正宗の在銘作は短刀のみ四口がしられるが、本作は現存するただ一つの生ぶ茎在銘の太刀であると考えられているが近年まで行方不明であった事から、今後の研究が待たれるところ。
本庄繁長所用 鉄錆地六十二間小星兜
六十二間の小星兜で、眉庇や𩊱は後に改変されたもの。鉢裏に「上州八幡作」と銘がある。
本庄繁長は上杉謙信・景勝に仕えた武将。兜には長さ3cmにわたる刀傷があり「鬼神」と称された繁長らしい。

他には直江兼続の「愛」の兜や狭山藩北条家伝来の具足などを拝見 。
上州で作られた刀剣や甲冑、さらに相州伝まで多く拝見出来ました。
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