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2205 安土城考古博物館 館収蔵品の六角氏発給文書

今回も

安土城考古博物館

春季特別展関連展示「館収蔵品の六角氏発給文書」

六角高頼書状
八月二日付、厳誉宗真宛。阿弥陀寺の浄厳坊上人への返事で手紙と念珠を贈られた事への礼を述べている。

六角承禎書状
二月五日付、奥村源内宛。鮎一折を贈られた事への礼状。

織田信長黒印状
(天正三年)十一月廿八日付、徳川家康宛。武田方に奪われていた岩村城を奪還したことを家康に伝え、城主の秋山虎繁を岐阜に移送させ磔にした事、周囲の状況が落ち着いたので三河吉良に鷹狩に行くので今後の事を直接会って話し合おうと記している。

豊臣秀吉朱印状
二月六日付、長浜惣中宛。年頭祝儀に銭五貫文を贈られた事に対する礼状。

楠長諳書状
閏正月九日、片□宛。内容は足利義昭に拝謁する事になった片某に対して、その時の心得をアドバイスしたもの。
楠長諳は織田信長や豊臣秀吉の右筆を務めた人物。それ以前には足利義輝や松永久秀に仕えていた。
文書内では「信長」を呼び捨てにしているが、この頃、楠長諳は松永久秀に仕えていた為。
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