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1106 諏訪市博物館  「もののふのいでたち~諏訪の甲冑と武具~」

屋代から次の目的地へ

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諏訪市博物館
諏訪大社上社の近くにあります。

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企画展「もののふのいでたち~諏訪の甲冑と武具~」
期間:4月16日(土)~6月26日(日) 
「関東に移封された諏訪頼水が諏訪に復帰してから410年を迎える本年、諏訪氏ゆかりの甲冑をはじめ、諏訪に残された戦国末から江戸時代にかけての甲冑や武具を多数展示します。」

武田勝頼所用 紅糸威最上胴丸
勝頼が富士山本宮浅間大社に奉納した胴丸。胸板に武田家紋である花菱紋の鋲が付いている。
この胴丸には元は兜が付いていたが現在は別所にあり見ることは出来ない。
諏訪頼忠所用 本小札紅糸威胴丸
諏訪上社の長である大祝諏方家に伝来した胴丸で奈良製とみられている。上記勝頼の胴丸と非常に似た鎧だそうで当時の武田家中の甲冑を知る好資料。なお諏訪頼忠所用としたが、子の頼水である可能性もあるそう。
矢島伝左衛門所用 陣羽織
1864年に水戸天狗党と高島・松本藩軍が戦った和田嶺合戦で胴丸具足と共に実際に着用したもの。緋色の羅紗地で背中には矢島家家紋「六文銭」が付く。伝来が不明なら「すわ真田か!」と思う一品。いや実際みてビビったよ(解説文を観てガックシきたのは内緒だ)
黒漆塗寿老頭形兜
七福神の一人である寿老人の頭を模した兜に金銅三鍬形の前立が付く。『変わり兜』の一種として展示されているこの兜だが実はそれ以上に興味深いもので、なんと武田信玄の有名な「諏訪法性の兜」として伝わったものだそう。ただし解説でも言及されていないし信憑性は低そう。
松平忠輝所用 鉄黒漆塗黒糸威頭形兜
前立に銀箔押しの繰半月、後立には銀箔押しの棒が7本ほど放射状に付いている。
徳川家の甲冑も色々観てきましたが、改易された忠輝のものも現存していたとは驚き。まだまだ私の知らないものが全国には色々あるんでしょうねぇ。
松平忠輝所用 陣羽織
背中に徳川家の葵紋が付く。裾には「うみゆかばみづくかばね やまゆかばくさむすかばね」の墨書きがあり、忠輝夫人で伊達政宗の娘である五郎八姫の筆とされています。

この他にも高島藩主の甲冑もあり、諏訪に縁の武具・武器を堪能しました。

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諏訪大社上社本宮
博物館の目の前にあります。てか普通はこちらがメインでしょうか。観光客も多いです。
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宝物殿
神社の祭事再興の具体的な指示を記した「信玄十一軸」なる巻物が展示されていました。後は国友の鉄砲とか。
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