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2205 讃岐数寄巡Ⅶ 栗林公園④ 掬月亭

栗林公園

掬月亭
江戸時代には「大茶屋」と呼ばれた数寄屋建築。
掬月亭は「掬月」「初筵観」「初筵観北棟」三棟が雁行状に並び、さらに茶室を「掬月」の南西に配す。

掬月
床のある一の間(十畳)と池側の二の間(十二畳)よりなる。南湖に向かって開放的な空間構成で、まさに「掬水月在手」である。

手摺
池に迫り出す「掬月」は屋形船を思わせる。この手摺も船首の雰囲気を出している。


「初筵観」一の間の框床は、黒漆塗の井桁菱格子に緑色の紋紗を張る開放的な意匠。

茶室
「掬月」の南西にあり畳廊下によって接続されている。

茶室入口
黒漆塗の縁が付いた火燈口

内部は六畳、西面には板敷きの床と円窓が並ぶ。

次回も栗林公園

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