根津美術館
【展示室5】 茶人たちの手紙
期間:5月29日(土)〜7月11日(日)
書状 千利休筆
至真老人宛、二月廿四日付。
内容は「藤五郎という名の大工とこの者を少しの間お雇い願いたい」というもの。
書状 古田織部筆
上田宗箇宛、三月朔日(1日)。桐文釜(展示あり)の添状で「桐釜」を秘蔵するようにと薦めている。
桐文釜は室町時代の作。元は平釜で下半分を造り変えている。当時平釜は時代遅れのものとされていた。
書状 小堀遠州筆
松平忠利宛、八月十二日付。内容は「茶入の仕覆の修繕は明日か明後日には出来上がります」と知らせている。
松平忠利は徳川家康の家臣。三河深溝藩主、三河吉田藩主を歴任した。
書状 本阿弥光悦筆
宗?宛、卯月三日付。内容は「京都を発つ前に、差し上げようと思っていた焼物一具を進呈します」というもの。
焼物は光悦が造ったものでは無く他人が造ったもののようだ。
書状 良純入道親王筆
金森宗和宛、二月二十四日付。「上林三入の茶より上林味卜の茶の方が優れている」との考えを示している。
良純入道親王は。後陽成天皇の第8皇子で知恩院初代門跡となった人物。
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