三宝院
醍醐寺の塔頭寺院。
唐門
朝廷からの使者を迎える時だけに扉を開いたとされる勅使門。
三宝院庭園
慶長3年(1598)に豊臣秀吉が醍醐の花見に際して自ら基本設計をして作庭したものと伝わる。
池泉回遊式庭園。
純浄観
秀吉が槍山で花見をしたときの建物を移築したといわれている。
さて本題。こちらには江戸末期に建てられた茶室があります。
松月亭
表の庭園から続く池泉に一部が迫り出すように建っている茶室。
蹲踞も池泉の中に据えられており、茶室・露地・池泉が一体となった造りです。
内部は四畳半。北面の点前座勝手側に床を構え、東面に大円窓、南面に広い中窓と躙口を設ける。
床
畳床で、床柱に椎の磨丸太・床框に虫食いの松丸太を使用している。
床の掛物は水戸光圀直筆の書状。
天井
円窓側は掛込天井とし、その他は竿縁天井とする。
床の並びに火燈口形式の茶道口が開く、矩折に給仕口がある。
茶道口の奥には水屋
池泉と一体になったような茶室で開放的な印象を感じました。
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