SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

2305 興聖寺 朝日焼423展

宇治

宇治十帖石像(宇治十帖モニュメント)
『源氏物語・宇治十帖』の舞台となった宇治。

興聖寺
中国から帰朝した道元禅師が伏見深草に日本で初めて開いた禅宗寺院。
その後、江戸時代の正保2年(1645)に淀城主の永井尚政が萬安英種禅師を中興開山に請じ、宇治に再興した。

朝日茶園旧跡
足利義満が宇治に作ったと伝わる宇治七茗園のひとつ。

朝日焼423展 at 興聖寺
慶長年間に朝日山の麓にて開窯。遠州七窯のひとつに数えられる朝日焼歴代の作品を展示する。

山門
竜宮造

法堂と前庭(枯山水庭園)

血天井
鳥居元忠率いる東軍が籠城した伏見城の遺構と伝わる。

大書院
1912年建立。

三畳敷きの床の間には、朝日焼初代と二世作の茶盌が並ぶ。
朝日焼は慶長年間に小堀遠州公の指導にて朝日山の麓にて開窯した「遠州七窯」のひとつ。

書院前庭
池泉鑑賞式庭園

こちらのお庭を眺めながらの呈茶がありました。茶盌は当代(十六世)作。
伝統的な作風では無く当代独自の月白釉を使っている。

逝水閣
こちらでは煎茶道具を展示していました。

炉が切ってあるので茶席に使えるようです。

天竺殿
中興開基で淀藩主・永井尚政らの木像や位牌などが置かれ、永井一族をお祀りしている。

永井尚政木造
永井尚政は小堀遠州と交流し茶の湯に親しんだ。また興聖寺の周辺に5軒の茶室を作っている。

永井直勝木造
尚政の父で、徳川家康の家臣。下総古河藩主となった。

永井尚政と興聖寺と朝日焼。寛永文化の茶の湯の一旦をうかがう良い機会でした。
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