海賊とよばれた男
百田 尚樹 講談社
読みました..。
地元の神戸市立図書館では2000人待ち..
2013年本屋大賞..
面白かったけれど上下巻で引っ張らないで
一冊にまとめた方が良かったと思います。
永遠の0を読まれた方は「あっ!」
という所が一カ所ありました。
周期は「本を読みたいモード」から
落ち着いてしまった残暑厳しき今日この頃..
★★☆
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
卒業
東野圭吾 講談社文庫
小学校の頃に流行った推理クイズ的な図解モノが苦手..
友人が死んでいるのに他人事の様に探偵ごっこをしている印象だった..
東野圭吾さんの小説は作品によって評価は本当にまっぷたつな私..
加賀恭一郎シリーズのデビューと言われても
シリーズを読んでいないので思い入れもなし..
あえて言います..東野さんのファンですよ..私..
★☆☆
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
天国への階段
白川 道 幻冬舍文庫
少し前に話題になった本です。
上..中..下巻
3冊読んだのに..
ラストの直前まで面白かったのに..
この物語の最後はどうなのか..???
3冊目の最後付近までは面白かったのに残念
★☆☆
Led Zeppelin-Stairway to Heaven
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
てのひらの闇
藤原 伊織 文春文庫
ハードボイルドは苦手です。
日本には似合わないからだと思います。
人も街も.. 松田優作以外.. ハードボイルドは似合わない国です。
ただ史上初めて江戸川乱歩賞・直木賞を同時に受賞した
藤原伊織さんの『テロリストのパラソル』は面白かったので 今回も読んでみました。
でもやっぱ無理かな..
設定が強引で構想に厚みが無いです。
展開にリズム感が無く..だらだらと.. 高熱だからフラフラか..w
電通時代に、仕事をしながら浮かんだ妄想を 小説にまとめたって感じる作品
なのでサラリーマンの現実とハードボイルドな非現実の
混ざり合わない混ざり毛糸な印象
★☆☆
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
13階段
高野 和明 講談社文庫
今週はこの13階段をじっくり読もうと午後から読み始めて
そのまま読んでしまいました。
江戸川乱歩賞を選考委員の満場一致で受賞したことから話題となった高野和明さんのデビュー作。
40万部を売り上げ、乱歩賞受賞作品の中でも記録を達成している。
知っていましたけれど、映画の評判がよろしくなく
原作を読んでいませんでした。
この本の解説で宮部さんが書かれていましたが、高野さんご本人も
映画「13階段」の仕上がりに不満を持たれているらしく
宮部さんも、映画を御覧になってこの本に手が伸びないでいるなら
ぜひ読んでいただきたいとコメントされていました。
真実はひとつなのですよ..普通は..
この小説には複数の真実が絡み合っています。
死刑執行の生々しい描写もすごいです。
言い過ぎるとネタバレになるので言いません..
★★★
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
被取締役(とりしまられやく)新入社員
安藤 祐 講談社文庫
何をやっても失敗してきた鈴木信男(主人公)は一流広告会社の試験を受け、なぜか採用される。
彼に与えられた使命は、だめ社員になって他の社員の社内ストレスの“はけ口”となること。
表向きは新入社員だが、実は月給20万円+役員報酬3,000万円(年報)の役員待遇
「被取締役(とりしまられやく)」だった。
信男は天性のダメ人間ぶりを発揮し、「ひとりいじめられっこ政策」を遂行する。
三島由紀夫の金閣寺の後に読む本としては間違ったかな?
ドラマにすると面白いのでしょうね..きっと..
ドラマ原作大賞受賞作..なるほどいかにもそれっぽい
FM802だったかな?
番組で、面白い小説として紹介されていましたので
本屋さんで思い出して探してみた...
難波の大きなジュンク堂でその棚がからっぽ..
「お!面白いのかな??」
次に梅田のジュンク堂で見つけました。
表紙のビジュアルに、嫌な予感がしましたけれど..(笑)
内容は広告業界に知識があれば、取材しなくても書ける内容...
半分まで読めば最後まで予測可能です。
普段はコミックを読まれている若い方が
小説に馴染むための入り口にするなら、いい本かも知れません。
以前..大学の研究チームが発表した面白い記事を何かで読みました。
「働き蟻」を観察すると1割ほど「働かない蟻」が現れるらしいです。
さらに、その「働かない蟻」を排除すると「働き蟻」の中の1割ほどが
「働かない蟻」になるそうです。
逆に「働かなかった蟻」だけを集めても
「働き蟻」と「働かない蟻」が同じ比率で分かれるそうです。
「実に面白い..」
自然界に意味の無いものは無いでしょうから
「実に興味深い..」
☆☆☆
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
金閣寺
三島由紀夫 新潮文庫
面白かったです。
などと、簡単に言えないです。
今まで読んで来た小説が、さらさらした飲み物なら
経験不足の私には「どろっ」とした何かの液体だと感じた..
などと三島文学に始めて触れて、感想をカッコつけてみましたけれど..
私の読書力では力不足でしたって事です..w
我慢して飲み込めるけれど、咀嚼しないと味は解らない。
戻っては読み返し..読んでは止まる..
時間のかかる本でした。
読んでしまえば良いのだけれど
注解が付録でついているので
読んでは止まり..注解をめくる..の繰り返し
あらすじだけを話すと、簡素な内容かもしれない、
そこに情景描写があふれる程に、折り重なっています。
この本を「つまらない」と言う人は少ない..
「つまらない」と思う人は、最後まで読んでいないのかも知れない。
本文中に刺さる文章がありました。
特に..
「俺たちが突如として残虐になるのは、たとえばこんなうららかな春の午後、
よく刈り込まれた芝生の上に、木漏れ日の戯れているのをぼんやりながめているときのような、
そうゆう瞬間だと思わないかね。」
桜吹雪を見ると、同じ感覚になります。
背中が寒くなりました。
★は保留..
また..いつか読みたいです..
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
モンスター
百田 尚樹 幻冬舎文庫
評価別での感想..
「永遠の0」に感動して、この本を手に取ったなら
ガッカリされるかも知れません。逆もしかり
「同じ作家さん??」それくらい違う作風でした。
1993年のスピルバーグ作品
「ジュラシック・パーク」と「シンドラーのリスト」くらい違います。
そしてタイトルが0点だと思います..w
もっといいタイトルがあったはず...
面白い内容だと思います。
プロット的には映像(ドラマ化/映画化)にしやすく
それも見据えて書かれたかも?と思う内容です。
なので読み飽きること無く、すらすらと2日あれば読める内容です。
女性の作家さんがこのプロットで書かれたら、どんな内容になったか
すごく興味がわきます。
宮部みゆきさんとか、桐野夏生さんとかの「モンスター」を
読んでみたいなと思いました。
★★☆
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
十字架
重松清 講談社文庫
2005年 「流星ワゴン」
2009年 「とんび」
過去2度も泣かされたので要注意な作家さん..w
同い年です..
いじめを苦に自殺をした1人の少年と遺書に名前を書かれた
少年と少女のその後の人生を描いた作品です。
重松さんが2週間集中して書き上げた作品だと書かれていたので
日曜日の午後に一気に読みました。
親友..
私にはいません..
「中学時代の友人と旅行」
「幼稚園からの幼なじみ」
人の会話の中で聞くと、時にうらやましく思う事もある
小学校時代、クラス替えする度に友達は変わった..
あんなに毎日遊んだ小学校時代の友人とは
中学になると遊ばなくなり、新しい友と遊んだ..
高校生になっても同じ..
親友って何だろう?
お互いの双方向の矢印の大きさはきっと違う
そんな危うい関係を、信用していない自分が、どこかにいる..
小中と、卒業する時に「サイン帳」をまわす事が流行った
自分もクラスの皆に書いてもらった..
想い出のつもりで書いてもらったノートに飛び込む
「いつまでも友達」
「高校に行っても遊ぼうな!」の文字に戸惑った..
過去になろうとしている友達の文字に
違和感を感じる自分は、冷たい人間なのかと思った..
クラスメイトはきっと「社交辞令」だったろうけれど..w
十字架..
ナイフと十字架はどちらがつらい?
本文にでてきます。
ナイフは刺された時が一番痛い
背負う十字架は次第に重くなる
ノンフィクションではないか?と思うくらいにリアルで重い..
なぜ主人公が親友に選ばれたか...に..驚く結末ではなく
自分に問いかける内容かも知れない....
重松さんは、読んでいる自分に矢印を向けて来るから困ります..w
読んだ後にさっそく「森の墓地」をネット検索..
★★☆
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
模倣の殺意
中町 信 創元推理文庫
推理小説を読む人ならトリックはわかると思います。
でも「なるほど」と思わせる内容と飽きさせないテンポはさすが..
’70年代に発表された作品だと考えたら今でも古さを感じない作品です。
★★☆
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
自白
乃南 アサ 文春文庫
乃南さんの作品はすきです..
好きでしたなんて言わせないでくださいね..
なんでしょう..
内容がつまらない..
☆☆☆
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
カッコウの卵は誰のもの
東野 圭吾 光文社
タイトルは本当に面白そうな雰囲気です..
東野さん出版数を減らしてもっと一作に力を入れてほしい..
どうして母親は自殺したのか?
この理由はとても大切ですよ..
ラストを決めないで書き始めましたか??
私..東野さんのファンですよ..
★☆☆
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
風の中のマリア
百田 尚樹 講談社
面白かった..
永遠の0で有名な百田さんですが..
スズメバチが主人公..
侵略のスズメバチよりもミツバチに行きそうですが
スズメバチを主役にする所が凄い..
大嘘(意識がある)をついて
小さな嘘(学術的な内容)をつかない
しっかりした取材内容がベース
4時間くらいで一気読みでした..
リアルなので虫が苦手な場合無理かな..w
★★☆
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
永遠の0
百田 尚樹 講談社
評判の小説ですね..
ノンフィクションでは?と思うくらいの取材力だと感じます。
史上最悪の作戦特攻
悲しい歴史..
二度と戦争なんてしないと思ってくれたなら
私たちの死は無駄ではないと特攻兵が手紙に残したのを
NHKで観ました。
★★★
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ | 次ページ » |