国宝 十一面観音立像
2012-09-29 / 日記
琵琶湖の上の方...
ちょっとロングドライブでしたけれど、渡岸寺観音堂(向源寺)に行ってきました。
本当に見に来たのか?と聞かれているような..
行く手を阻む松の木..
視線を外しながらも、威圧的な仁王像...
ちゃんと洗ってから、向います...
静かです..
休日ですけれど..
団体さんが去った後は..再び静寂に..
暑さ寒さも彼岸花です...(おそまつ)
今日の目的、平安初期の傑作十一面観音は...
現在日本全国に7体ある国宝十一面観音の中で、最も美しいと言われています。
一本の檜から削られた、日本彫刻史上の最高傑作といわれる観音さまです..
撮影禁止なので、購入したハガキを撮影しました..。
滑らかな曲線と彫刻の完成度の高さは、見とれてしまいます。
真横からのS字曲線は、人々を助けるために前に体を乗り出した、優しいカーブ..
そして もう一つの目的は「暴悪大笑面」
さきほどの印象が、一変します...
十一とは、頂上に仏面阿弥陀如来さま...正面三面が慈悲面...
左側三面が憤怒面....右側三面が狗牙上出面...
最後に 真後ろにある、怖ろしい笑い..
世の中の悪や愚かさを、笑い飛ばしているお顔です..
自分の中の愚かな部分を見透かされて、笑われている気がしました...
「暴悪大笑面」で画像検索すると真正面からのカラー写真が見つかります。
どう見えるかは人それぞれ..
見る人の心に刺さる笑い顔です..
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