1月28日は映画を見に吉祥寺まで出掛けた。映画館は初めて行くパルコ地下2階にある「アップリンク」だ。
有名な洋画「誰が為に鐘は鳴る」ではなく「誰が為に花は咲く」である。
これは親類の人がエキストラで出演すると言うので見に行ったのだ。100人前後の会場なので事前予約しておいた。結果的に満席だったので良かった。
午後1時45分からなので早めに行って昼食をと考えた。12時前だったがパルコ8階の「スシロー」は50分待ちの表示で諦めて、日曜日だからどこも混んでいると判断して、東急百貨店に向った。
やはり寿司が食べたいと8階の「旭寿司」に入った。結構な値段だった。
映画の開演まで充分時間があったので吉祥寺を見学する事にした。
家内が昔住んでいた場所の見学をしたいと言い出し、南口から10分程度歩いた。現地は建物は無かったが場所は確定出来た。家内は約50年振りに訪れたと言う。
私は吉祥寺には何回か来たことがある。
飯田市のミュージカル「鬼っていったいなんだろう」が演目で、和楽器を使ったミュージカルだった。
二十絃箏を知り合いの先生が演奏すると言うので出かけた。皆さんいい声で「鬼っていったいなんだろう」と何回も歌うのでしっかり歌を覚えてしまった。
ある時は、大学時代の三曲研究部の同僚が吉祥寺でラーメン屋を営んでいると情報を得て、訪れた。
新宿寄りのガード下にその店はあり、旨かった。本人はいなかったが、その後別の場所に移転したと聞いたが、どこだかは分からない。
私が50年程前に尺八を教えたYさんが歌曲を習っている先生が吉祥寺におり、音楽仲間たちが集まると言うので誘われた。
国立音大出のMさん宅に10人以上集まっていた。皆さん持ち寄りの酒やつまみも出ていた。
部屋にはグランドピアノが2台もあり、「オペラ」「バイオリン」「歌曲」の出し物があった。
私はYさんに促されて尺八を演奏した。多分、北島三郎の「仁義」だったと思う。尺八の難しさも話した。
さて本論の「誰が為に花は咲く」は監督・脚本は藤原知之、主演は女優湯川ひなである。
四年前に小学生を殺害し逃亡する佐久間秀明を父に持つ椿(湯川)。椿には常に殺人犯の娘という事実がつきまとう。
事件があったその日からお爺さん(渡辺裕之)に預けられ、中学・高校ではいじめに会う。
椿役の湯川は実に上手かった。泣きながらセリフを話すシーンでは同情する。
奇しくもお爺さん役の渡辺裕之はその出演後に亡くなってしまった。
親類のエキストラは看護師役で、車いすを引いて病院に入るシーンで、ほんの一瞬だった。
終演後、親類とお茶を飲もうと、近くの「コメダ珈琲店」に行くと日曜日の午後とあって行列、「星乃珈琲店」も行列、「ドトールコーヒー」も2階も満席で諦めて解散した。