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次世代EUVで半導体レジストが30年ぶりに刷新、国内化学5社が新材料で激突 大下 淳一 日経クロステック

2024-08-06 23:55:37 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業

半導体用フォトレジストの性能を評価している様子(出所:住友化学)
半導体用フォトレジストの性能を評価している様子(出所:住友化学)

 

半導体チップの製造に欠かせない感光性材料であるフォトレジストに、約30年ぶりの技術転換点が訪れている。

2027年ごろから量産に使われる見通しの次世代EUV(極端紫外線)露光向けで、従来とは全く異なる材料のフォトレジストが導入される公算が大きい。

 

JSRや東京応化工業など合計で世界シェア9割を握る国内化学5社が開発を競っており、フォトレジストの勢力図が塗り替わる可能性もある。

 政府系ファンド、産業革新投資機構(JIC)グループのJICキャピタルと同社傘下のJSRが2024年6月に開催した記者会見。

 

JSR社長のEric Johnson(エリック・ジョンソン)氏が2025年以降の収益貢献への期待を示したのが、業界関係者の間で「MOR(エムオーアール)」と呼ばれる新材料だ。

金属酸化物レジスト(メタルオキサイドレジスト)を指し、東京応化工業なども水面下で開発を進めている。

 

 

フォトレジストは露光装置の光源に合わせて進化してきた(出所:日経クロステック)

 

 

この新型フォトレジストが2~3年以内にも、約30年にわたり業界標準だった化学増幅型レジスト(CAR:Chemically Amplified Resist)と呼ばれる有機高分子系材料を置き換え始めそうだ。

EUV露光を使って製造する最先端のロジック半導体に導入される可能性が高く、DRAMにも使われる可能性がある。

 

JSR上席執行役員の木村徹氏は「金属酸化物レジストは次世代レジストの最有力候補。2025~2026年には収益に貢献し始める」と話す。

東京応化工業も「2026~2027年には金属酸化物レジストの利用が本格化する」(広報CSR部部長の川田哲也氏)との見立てだ。

 

 

半導体用フォトレジストは国内化学5社が市場を寡占している(出所:英Omdiaの資料を基に日経クロステックが作成)

半導体用フォトレジストは国内化学5社が市場を寡占している
(出所:英Omdiaの資料を基に日経クロステックが作成)

 

 

対抗馬も浮上している。住友化学は有機低分子レジストと呼ぶ新型フォトレジストの開発に力を入れ、顧客の要望次第では2025~2026年にも製品化する。

同社のEUV向けレジストの市場シェアは足元で10%程度だが、有機低分子レジストを強みに「トップシェアを狙う」(電子材料事業部第一グローバルマーケティング部長の山口訓史氏)と力を込める。

 

フォトレジストメーカーの多くは石油化学製品も手掛け、石油化学事業の昨今の環境悪化から半導体向け材料に経営資源を振り向けている。

次世代のフォトレジストは、化学各社の主戦場の1つになる。

 

 

「ムーアの法則」支える材料

フォトレジストは露光装置やフォトマスクとともに半導体微細加工の鍵を握り、トランジスタの集積密度が約2年で2倍に高まるという「ムーアの法則」を長年支えてきた。

世界的に見ても日本の化学メーカーが圧倒的に強く、JSR、東京応化工業、信越化学工業、住友化学、富士フイルムの5社で計9割の世界シェアを握る。半導体メーカーの要望に合わせて材料の組成などを変えるカスタム品であり、そのノウハウは秘中の秘だ。

 

 

露光装置やフォトマスクとともにフォトレジストを使って微細な回路パターンを形成する(出所:日経クロステック)

 

 

半導体市場は生成AI(人工知能)をけん引役として2030年に1兆米ドル(1米ドル=152円換算で152兆円)を突破すると予想され、これに伴ってフォトレジスト市場も成長が続く。

富士経済は2020年の16億3000万米ドル(約2500億円)から、2026年には24億9300万米ドル(約3800億円)に達すると予測する。

 

 

JSRは米子会社の金属酸化物レジストで勝負

現在主流の有機高分子系の化学増幅型レジストは、1980年代に米IBMの日本人研究者らが基盤技術を開発した。

ベース樹脂、光酸発生剤、クエンチャーと呼ぶ添加剤から成り、KrF(フッ化クリプトン)光源の露光技術とともに1990年代後半に量産に導入された。

 

フォトレジストに光が当たると酸が発生し、加熱することで酸を触媒とする連鎖反応が起こって光が当たった部分が現像液に溶けやすくなる。

解像力、光への感度、金属膜などを削るエッチングに対する耐性の強さなどのバランスが取れたレジスト開発を各社が競ってきた。

 

ところが、このタイプのフォトレジストが技術的限界を迎えつつある。分子の大きさや酸の拡散距離が製造歩留まりに影響する程度にまで、半導体の微細化が進んだためだ。

台湾積体電路製造(TSMC)、韓国Samsung Electronics(サムスン電子)、米Intel(インテル)はそれぞれ、2025年に2~1.8nm世代、2026~2027年に1.6~1.4nm世代へロジック半導体の微細化を進める。2nm世代はハーフピッチと呼ばれる最小線幅が12nm前後、1.4nm世代は10nm前後とされる。

 

こうした世代では、フォトレジストの分子数個分の位置ずれが動作に影響する欠陥となったり、ラインエッジラフネス(LER)と呼ばれるレジスト端面の寸法ばらつきが歩留まりを低下させたりする。

加えて、EUV露光でもダブルパターニングやトリプルパターニングと呼ばれる複数回の露光工程が必要となり、技術的難易度が上がりコストも上昇する。

 
 
 
 
米インテルが業界初となる高NA対応EUV露光装置を導入した米国の研究開発拠点(出所:インテル)
米インテルが業界初となる高NA対応EUV露光装置を導入した米国の研究開発拠点(出所:インテル)
 
 
 

そこで、露光装置のレンズのNA(開口数)を大きくして解像力を高めた次世代EUV露光が2027年にも量産に導入される見通しだ。

インテルは1.4nm世代の量産に使う方針を表明しており、オランダASMLはすでにインテルを含む2社に次世代EUV露光装置を納入した。この次世代EUV露光の採用が呼び水となり、2027年ごろから新型フォトレジストの利用が始まるとレジスト各社はにらんでいる。

 

JSRや東京応化工業は金属酸化物レジストを本命視し、手を打つ。

JSRは金属酸化物レジストのパイオニア企業である米Inpria(インプリア)を2021年に買収し、同レジスト技術を手中にした。2025~2026年に製品化する考えである。

 

インプリアの金属酸化物レジストはSn(スズ)の酸化物をベース材料に使い、EUV光を効率よく吸収できることなどが特徴だ。

JSRの木村氏は、酸に比べて拡散距離の短い「電子の散乱で反応が起こるため、化学増幅型レジストに比べ解像力が高まる」と話す。すでに線幅8nmのパターンの解像に成功した。

 
 
金属酸化物レジストを使って解像した線幅8nmのパターン(出所:JSR)
金属酸化物レジストを使って解像した線幅8nmのパターン(出所:JSR)
 
 
 
 

ロジック半導体のほか、最小線幅がすでに10nm台に達したDRAMでも有望だ。

JSRは2022年8月、韓国SK hynix(SKハイニックス)が最先端DRAMの製造にインプリアの金属酸化物レジストを使う検討を加速させていると発表した。

 

インプリアを巡っては2024年1月、米ニューヨーク州立大学(SUNY)研究財団が同社の特許25件について、共同発明者にSUNYが記載されるべきだとして同州の連邦裁判所に訴訟を起こし、特許使用の緊急差し止めなどを求めた。

この緊急差し止めについては2024年3月、同裁判所が訴えを却下した。係争は続いているが、JSRは訴訟による「事業への影響はない」(木村氏)としている。

 

 インプリアにはかつて東京応化工業も出資していたが、JSRによる買収を受けて東京応化工業は目下、独自の金属酸化物レジストの開発を進めている。技術の詳細は明らかにしないが、スズとは別の金属を使う方針と見られる。

 製造装置側の対応も進みつつある。フォトレジストの塗布現像装置で世界最大手の東京エレクトロンは、化学増幅型レジストと金属酸化物レジストの両方に1台で対応できる塗布現像装置の開発を進めている。

同社もロジック半導体の2~1.4nm世代で金属酸化物レジストが使われ始めると見ている。

 

 

 

住友化学は有機低分子レジストに懸ける

金属酸化物レジストの対抗馬となるのが有機系の低分子レジストだ。住友化学が開発に力を入れ、化学増幅型と非化学増幅型の両面で検討を進めている。

ベース材料となる有機分子の分子量を減らし、従来は数nmだった分子サイズを1nm未満にして解像力を高める。有機低分子レジストは2000年代にも各所で開発が盛んに行われたが、実用化には至らなかった。

 

住友化学は詳細を明かさないが、「マテリアルズ・インフォマティクス(MI)の手法で、いくつかの有望な材料を絞り込めた」(山口氏)という。

ロジック半導体やメモリーのメーカーによる評価では、良好な結果を得ている。2027年ごろまでの製品化を見込むが、「顧客の評価や要望次第では前倒ししたい」(電子材料事業部第一グローバルマーケティング部チームリーダーの鈴木雄喜氏)と話す。

 

金属酸化物レジストに対する優位性は大きく2つあると住友化学は説明する。

金属を使わないためコンタミネーション(半導体製造工程で発生するデバイス汚染)の懸念が相対的に小さいこと、そして既存の塗布現像装置が使えることである。

 
 
住友化学は「スミレジスト」のブランド名でフォトレジストを展開する(出所:住友化学)
住友化学は「スミレジスト」のブランド名でフォトレジストを展開する(出所:住友化学)
 
 
 
もっとも、金属酸化物系にせよ、有機低分子系にせよ「顧客の要望を満たす上では、いばらの道が待っている」(JSRの木村氏)。
 
半導体メーカーにおける製造工程のインテグレーション(統合)の段階でどのような優位性を示せるかは未知数であり、採用が見送られる可能性もある。信越化学工業や富士フイルムを含め、レジスト5社は有機高分子系の延命策など複数技術の開発を並行して進める。
 

フォトレジストにおける日本勢の圧倒的強さは、「原材料メーカーを含めたサプライチェーン(供給網)の強さが原動力だ」とJSRの木村氏は話す。

製造装置やフォトマスクのメーカーとの連携を含め「擦り合わせに次ぐ擦り合わせが求められ、日本企業のモノづくりの力が生きる」(東京応化工業の川田氏)。ただ、半導体の国産化に力を入れる中国などで新興メーカーが育つ可能性はある。

 

 

サプライチェーンの強さが日本のフォトレジストメーカーの競争力を支える(出所:日経クロステック)

サプライチェーンの強さが日本のフォトレジストメーカーの競争力を支える
(出所:日経クロステック)

 

 

EUV露光装置メーカーが日本に存在しないことや、同装置が300億~600億円ほどとされレジストメーカーが開発用に購入するのが難しいことも課題だ。

九州大学は2024年7月26日、EUV光の照射・解析サービスを提供する新会社「EUVフォトン(福岡市)」を設立すると発表した。EUV向けフォトレジストなどの開発を支援する。

 

新型フォトレジストを巡る開発競争は、日本がこの分野の国際競争力を守るための戦いでもある。

 

 

 

 
 
 
 
日経記事2024.08.06より引用
 
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8nmでよいなら、小生イスラエルの大学と研究しており、約10年以上前に、自己組織化を利用したブロック・コポリマーで、数百億円もするEUV露光機を使わなくてもできます。
 
実際、テルアビブ大学のサイトには、8nmラインの写真が10年以上前から掲載されています。 あまり細かいことは言えませんが、イスラエルの某大学、米ウィスコンシン大学、シカゴ大学、ペンシルヴェニア州立大学も同様に、自己組織化のフォトレジストを用いて達成できています。
 
IBMとインテルは、数年前から自己組織化(熱を書けるだけで自然の摂理で再現良くファインラインができる)フォトレジスト技術を用いて、1nmを実現する技術を、ペン汁ヴェニア州立大学に研究委託しています。
 
むしろ、日本はこちらの方に力を注ぐべきだと思います。  Renaissancejapan
 
 
 
 
 

村田製作所、電波干渉抑えるアンテナ部品 スマホ向け

2024-08-06 23:48:14 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


村田製作所が開発したアンテナ間の電波干渉を改善する「ラディソル」

 

村田製作所は5日、スマートフォンやウエアラブル端末向けに無線通信の電波干渉を抑える電子部品「ラディソル」を開発し、6月から岡山県にある工場で量産を始めた。

アンテナを構成する回路に組み込む微細な部品で、Wi-Fiや近距離無線通信「ブルートゥース」の通信が安定する。

 

米モトローラのスマホ「edge」シリーズの新機種などでの採用を見込む。従来は電波干渉を抑えるため、アンテナ同士の距離を離す必要があった。スマホやウエアラブル端末の小型化にもつながるという。

 

 

日経記事2024.08.06より引用

 

 


自民・麻生氏「岸田政権、結果出ている」 森山氏と会談

2024-08-06 23:43:19 | 日本政治・外交

自民党の麻生太郎副総裁と森山裕総務会長は6日夜、都内の日本料理店で会談した。

9月の総裁選などについて意見交換した。出席者によると麻生氏は岸田文雄首相の政権運営を「政策は間違っていない。結果は出ている」と評価した。

 

森山氏も同意したという。麻生派事務局長の井上信治元万博相と、解散した森山派で事務総長を務めていた坂本哲志農相が同席した。会食は森山氏が誘った。

総裁選の日程を巡っては党幹部が6日夜、9月下旬の国連総会を考慮に入れるべきだとの認識を示した。

中東情勢が緊迫していることを踏まえ、首相が国連総会に出席すべきだと指摘した。

 

 
 
 
 
 
自民党総裁選2024

自民党総裁選2024の日本経済新聞電子版(日経電子版)の特集ページです。最新の関連ニュースをまとめて読めます。任期満了に伴う自民党総裁選が9月に実施されます。岸田文雄首相の再選なるか、「ポスト岸田」を狙い新たな候補者が立つかなど、注目点をまとめました。

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日経記事2024.08.06より引用

 

 


米民主、副大統領候補にワルツ知事 農村・白人票に照準

2024-08-06 23:06:12 | 米大統領選2024


ワルツ氏㊨は下院議員時代に共和党が強い農村地域で議席を維持した=ロイター

 

 

【ワシントン=坂口幸裕】

米主要メディアは6日、米民主党のハリス副大統領が11月の大統領選をともに戦う副大統領候補に中西部ミネソタ州のティム・ワルツ知事を指名すると報じた。

農村部や白人の票を掘り起こし、勝敗を分ける激戦州での勝利につなげる狙いがある。

 

ハリス氏は黒人女性、アジア系として大統領をめざす。ワルツ氏の起用は、非白人や女性の支持に強みを持つハリス氏を補完できる。

ワルツ氏は現在60歳。中西部ネブラスカ州ウエストポイント出身で、17歳で陸軍州兵に入隊した。米チャドロン州立大を卒業後、ネブラスカなどの高校で教壇に立った。中国で英語を教えた経験もある。20年以上従事した州兵の幹部を務めた。

 

教員時代に出会ったグウェン夫人と1994年に結婚。夫人の地元であるミネソタ州に移った。高校でフットボールのコーチを務め、州大会で優勝に導いた。

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2006年の連邦議会下院選で劣勢を伝えられていながら共和党候補に勝利。18年の州知事選に出馬して初当選した。

現在2期目で、全国民主党知事会の会長を務める。公立学校の給食無償化や労働者の有給休暇拡大などリベラルな政策に取り組んだ。

 

ワルツ氏が知事を務めるミネソタ州は民主優位の「ブルーステート(青い州)」と位置づけられる。大統領選では1972年に共和党のニクソン氏が勝利したのを最後に、民主の連勝が続く。

ハリス氏がワルツ氏を選んだ背景には、下院議員時代に共和が強い農村地域で議席を維持し、都市部に強い民主の弱点を補える可能性があるとの計算が働く。隣接する激戦州の中西部ウィスコンシン州などでの浸透を見込む。

 

米メディアは「中西部の裏庭でのバーベキューで出会うような男」と表現する。

西部カリフォルニア州出身でインド系の母を持つ黒人女性という多様性を体現するハリス氏と対照的に、伝統的に共和が地盤とする白人が多い農村部の票を取り込む狙いがある。

 

ワルツ氏が候補に急浮上した要因として、トランプ前大統領やその支持者を「奇妙な(weird)やつら」と呼んでSNSを通じて一気に広がったことも大きい。

民主支持層を中心に浸透した。ハリス陣営もトランプ氏や副大統領候補のJ・D・バンス上院議員を攻撃する際に多用し始めた。

 

副大統領候補には東部ペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ知事の名前も挙がっていた。

ユダヤ系のため、パレスチナ自治区のガザ情勢を巡りパレスチナに同情的な有権者に配慮し、同氏の起用を見送ったとみられる。

 

 

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

 

 

 

鈴木一人のアバター
鈴木一人
東京大学 公共政策大学院 教授
分析・考察

これまで激戦州のペンシルバニアのシャピーロ知事やアリゾナのケリー上院議員の名前も出ていたが、やや知名度に劣るミネソタ州知事のウォルツを選んだのか。

いずれも白人男性が候補に挙がっていたので、誰が出ても「ハリス氏の弱みを補完する」ことになったが、全国的な知名度が低いというのがどう影響するのか、気になるところ。

元々学校の歴史の先生だったウォルツだが、自分が歴史の教科書に載る存在になるのかもしれない。

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米大統領選2024

2024年に実施されるアメリカ大統領選挙に向け、現職のバイデン大統領やトランプ氏などの候補者、各政党がどのような動きをしているかについてのニュースを一覧できます。データや分析に基づいて米国の政治、経済、社会などに走る分断の実相に迫りつつ、大統領選の行方を追いかけます。

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日経記事2024.08.06より引用