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[FT]米ファンド大手、M&A復活へ投資大幅増

2024-08-16 22:39:24 | 世界経済と金融

Financial Times

未公開企業への直接投資を手がける米国の大手投資ファンド4社が、今後予想されるM&A(合併・買収)の全面復活に先駆けて投資を大幅に増やし、直近の四半期で1600億ドル(約24兆円)以上の投資を実行した。

 


ブラックストーンなどはM&A復活を見越して投資を増やしている=ロイター

 

アレス・マネジメント、アポロ・グローバル・マネジメント、ブラックストーン、KKRは2024年4〜6月期に合計で1620億ドル投資したことを明らかにした。アポロが4社合計の40%以上を占めた。

各社の幹部は、米連邦準備理事会(FRB)の利下げがじわじわ近づくなかで、M&A活動の活発化に向けて備えていると語った。

 

KKRのスコット・ナトール共同最高経営責任者(CEO)は「ディール市場が復活した」と話した。

「今年は市場が開かれているだけでなく、これまで先送りされてきた案件が市場に出てくる。だから我々は楽観的だ」という。

 

英調査会社プレキンによると、プライベートエクイティ(PE=未公開株)への投資を手掛けるファンドは2兆ドル以上のドライパウダー(投資家から調達したがまだ投資されていない待機資金)を抱えている。

FRBによる一連の大幅利上げは1年半にわたるM&A活動の停滞を引き起こし、ファンド各社は既存の投資を売却して出資者に現金を還元するのに苦労していた。

 

 

今は投資凍結が解除され始めた兆しがみられる。ロンドン証券取引所を運営する英LSEGによると、買収活動は今年に入って28%増加し、4710億ドルに達した。

しかし、これは好調だった21年、22年の水準を大きく下回っている。また純粋なPE案件の市場が低迷しているため、オルタナティブ(代替)投資を手がける大手資産運用会社はPEの代わりにクレジット(企業向け融資)とインフラに資金を投じようとしてきた。

 

 

4〜6月期に700億ドル投資したアポロは、米半導体大手インテルがアイルランドで進める半導体製造工場の建設への融資に110億ドルつぎ込んだ。

ブラックストーンが4〜6月期に投資した資金340億ドルの13%以上は、米テック企業コアウィーブが実施した75億ドルのデットファイナンス(借り入れによる資金調達)計画の中核になった。

 

 

4〜6月期以降には、注目度の高い企業買収が何件か実施された。

アポロは宅配便事業を手がける英エブリとゲーム会社の米エブリイ・ホールディングスの買収など数十億ドル規模の大型案件を数件まとめた。アポロのスコット・クラインマン共同社長は、過去数カ月間で負債を含めて合わせて推計150億ドルの案件をまとめたとしている。同氏は「我々のディールのパイプライン(仕掛かり案件)はこの先、力強く見える」と話した。

 

 

一方、KKRは米証券会社ジャニー・モンゴメリー・スコットの買収と教育テック事業を手がける米インストラクチャー・ホールディングスの買収(48億ドル)を発表したほか、米ブロードバンド事業会社メトロネットを買収するために米通信大手Tモバイルと共同事業を立ち上げた。

8月1日には投資ファンドのタワーブルック・キャピタル・パートナーズと米クレイトン・ダビリアー&ライス(CD&R)が今年の最大規模になる公算が大きい米医療IT(情報技術)提供会社R1 RCMを90億ドルで買収する案件で勝利を収めた。

 

 

ブラックストーンのジョン・グレイ社長はカバンに詰め込まれているM&A案件のタームシート(条件概要書)の数に言及し、「私のブリーフケースはいっぱいになりつつあり、案件数が堅調なレベルに増えることを示している」と語った。

さらに「金利が下がって市場環境が好転し、より多くの人が資産売却を考える状況になりつつある。新規株式公開(IPO)市場の再開に伴ってさらに案件が増えるとみている」と述べた。

 

 

クレジット案件に重点を置く投資ファンドのアレスも、新規の買収活動に回復の兆しが見られるとしている。

アレスのマイケル・アロゲッティCEOはフィナンシャル・タイムズ(FT)に対し、銀行とプライベートクレジットを手掛けるファンドは既存の債務の借り換えや小型買収のための融資にとどまらず、新規の買収案件の資金調達計画を組むよう要請される状況になりつつあると語った。

By Eric Platt

(2024年8月4日付 英フィナンシャル・タイムズ電子版 https://www.ft.com/

 

 

日経記事2024.08.16より引用

 

 

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