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ロスチャイルド財閥-407 ジョージタウン大学 キャロル・キグリー教授 『悲劇と希望』-5 キャロル・キグリー博士が世界の秘密権力構造を題材にした本を書く

2025-01-24 03:36:18 | 自己紹介・人気記事


名門ジョージタウン大学

 

『TRAGEDY and HOPE(絶望と希望)』(キャロル・キグリー著)の一部より引用

 

 

・ロスチャイルド財閥-400 アメリカの歴史-32 ジョージタウン大学 キャロル・キグリー教授 『悲劇と希望』-1
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d660c110d7d5ef7755ffc1c0c307c3b5

・ロスチャイルド財閥-401 アメリカの歴史-33 ジョージタウン大学 キャロル・キグリー教授 『悲劇と希望』-2 愚かな『急進的右翼』 
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ddd122e978102fde1d442a0bbf2ded77

・ロスチャイルド財閥-402 アメリカの歴史-34 ジョージタウン大学 キャロル・キグリー教授 『悲劇と希望』-3 外交問題評議会の権力と人脈 
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/9a0d94142376917b688f675c5c58ac6f

・ロスチャイルド財閥-403 アメリカの歴史-35 ジョージタウン大学 キャロル・キグリー教授 『悲劇と希望』- 4 誰が世界制覇を企てているのか 
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d2594e672f6c8dacd3434d7b5630a9af

からの続き



 

 

キャロル・キグリー博士が世界の非美羽権力構造を題材にした本を書く

キャロル・キグリー博士は、ジョージタウン大学の外交学科歴史学教授である。 それ以前にプリンストンやハーバードで教えていた博士は、フランス、イタリア、英語の歴史文書を研究している。

彼は著名なテキスト『文明の進化(Evolution of Civilizations)』の著者でもある。

 

一三〇〇ページ二及ぶ『悲劇と希望』の執筆を決心したとき、キグリー博士は世界で最高の極秘情報を暴露することになるということを自覚、していたはずだ。 『エリートの当事者の一人』である博士は、この権力構造のあらましも、その指導者た世界制覇世界制覇の野心も知っていた。

さらに、博士がそうした『ネットワーク』の目標や目的を好意的に見守っていることがよく分かる。

 

しかし、それにつけても、こうした世界的陰謀の存在を明らかにして極秘活動の多くを暴露しようとしたのは何故か? 

世界制覇をたくらむ巨大な権力ネットワークの存在を暴露すれば、その犠牲者とおぼしき何千万人もが必死に抵抗することは必定である。では、キグリー博士は何故このような本を書いたのか?

 

博士の回答は随所に見られるが、九九七~九八〇ページがその白眉といえる。 事実、博士はこう語る。 「少数の人間が潮の流れを戻そうとしても手遅れである」

 

博士は、親切心から、自分の首にかけられている縄に抗う(あらがう)なと、人々に警告しているのだ。

 

もし抗えば、きっと自分の首を絞めることになる。 逆に、みんながうすうす感じている底知れぬ圧力と折り合いをつけれれば、人間がつくり出す千年王国で、のうのうと暮らしていける筈だ。 

著書を通じて博士は、善意にあふれている舞台裏の黒幕が信用に足ると私たちに保証している。 彼らこそ世界の『希望』である。

 

彼らに抗う人々はみな『悲劇』である。 これが著書のタイトルのいわれである。

 

自分にこの著書を書くにふさわしい資格があることを納得してもらうために、キグリー博士はこう語る。

 

「私が、このネットワークの活動に通暁しているのは、二〇年に及ぶ調査の賜であり、一九六〇年初頭の二年間、彼らの極秘文書や記録を調査する許可をもらったからである。 

私はネットワーク自体も、その目的も嫌いではないし、ながらくネットワークの中核メンバーやその手先と関わってきた。 

私は昔も今も、彼らの方針に反対している。 しかし、意見の食い違いは、ネットワークが闇の存在でいたいと願う一方で、歴史上きわめて重要な役割を果たしているのだから、存在を公にすべきであると私が思い込んでいることくらいのものだ」。 (950ページ

 

 

キグリー博士の『悲劇と希望』を読めば、彼のプライドを随所に発見できるであろう。 博士は自分が『内部の人間』であるばかりか、そのメンバーであるとメンバーであると自負している。

世界制覇を狙う権力はいまや覆される恐れがないほど堅牢な態勢を整えているので、彼らが本性を現しても安全だと博士は感じている。 博士が米困の中流階級をあからさまに軽蔑するのは、彼らがいわゆる『ブチブル』的所有権や憲法上の特権を今後も維持できる徒思い込んでいるからだ。

 

博士はまた、共陰謀こそが陰謀こそが集産主義的陰謀の中心であると考えている人々に対しても軽蔑をあらわにする。 だが、そうした人々の結論をあざけるや、博士はすぐさま豹変して彼らの結論は正しかった徒認める。 米国の反共産主義者は非難すべき相手を、ただ取り違えているだけだ。

キグリー博士は優れた編集者であるのもかかわらず、著書の冒頭では客観性にかけた記述をしている。 博士は『ネットワーク』内部での地位をしきりに自慢するし、この著書はネットワークの思惑どおりに現代史を描こうとしている。

しかし、キグ里博士の仲間たちが隠しておきたかったことも暴露しているのは事実である。彼らは陰謀工作を隠しておきたい。だがキグリー博士は、世の中を操る張本人を暴露しても良い時期だと考えている。

 

他にも確証があるので、世界的陰謀ネットワークが発展しているという博士の言葉には、基本的な歴史的事実が十分ある。

しかし、現代史の出来事に対する博士の解釈には、おうおうにして意見やひやかしが透けて見え、あきらかに偏った見方をしていると気づく。 最近の重大事件を取り上げても、ともすると重要な歴史的事実をわざと無視し、超党派の議会調査で明らかになった事実結果を引用していない。

 

『悲劇と希望』の本当の価値は、サブタイトルが示す『私たちの時代の歴史』というよりも、キグリー博士が。全人類の営みを掌握した強力な小グループが現実に存在することを、大胆にも誇らしげに自ら認めている点にある。

後述するが、そのネットワークが権力構造の構築に成功したのは、莫大な資金、同時にその資金で買える巨大な影響力をつぎ込んで、世界規模で何億人もの男女やその制度を操り、脅し、腐敗させたからだ。

 

 

おそらく私たちにはそうした展開を予想できたはずだ

ヨハネの黙示録に精通した人の中には、現代の歴史には事実上、世界にまたがる政治経済力の巨大な複合体が現れるという記述を読み取った人々がいるだろう。経済的にも経済的にも主救世主あるいは千年王国の平和という偉大な叙事詩が登場する前に、全人類を屈服させる、あるいは殺そうとする、無慈悲な世界的独裁権力の複合体に人間は支配されると予言している(ヨハネの黙示録一三・一五)。

その力を、「大物も小物も、貧乏人も金持ちも、自由人も奴隷も問わず」全人類が認めざるを得ない(同一三・一六)。 

ヨハネは人類の経済的支配にも言及し、人間がその独占ネットワークを認めない限り、「どんな人間も商売ができなくなるだろう」と語る(同一三・一七)。

 

キグリー博士は、こうしたグローバル権力構造が現実背戸際背戸際に立っていると確信している。 彼の指摘によると、ここ二世紀で世界中の人々が王権支配から政治的自由を勝ち取ったものの、欧米の巨大銀行一族が国際金融連合を形成し、政治支配を目指す新たな王朝を築き上げて、そうした潮流に棹さしている。

博士の指摘によると、こうした銀行王朝は、どんな政府にしても緊急時に借金できる財源を確保していなければならないということを熟知している。 さらに、その資金を自分の財源から拠出できれば、意のままに、王も民主的指導者も操れる事を知っている。

 

政治的決定を支配し、政治問題に決着をつける」もっとも有効な手段はこれしかないと知っていたのである。

そこで私は、こうした銀行家一族が密かに『巨大権力集団』を形成していく様子を語るキグリー博士の言葉を逐一引用していくことにする。

 

 

 

銀行家一族は巨大ネットワークを構築して大型金融取引や政府業務を支配する

早晩彼らは、自分たちの金融ネットワークを各地の中心銀行に持ち込んで商業銀行や貯蓄銀行として組織化し、保険会社並みにこうした銀行を一括して一つの国際金融システムをつくりあげる。

そして政府へあるいは産業へと、支配は無理としても影響力を行使できるように、資金の量と流れを操作する。 この当事者は、国際銀行家王国の確立を熱望した。 そして少なくとも政治支配者王国並の成功を収めたといえよう。

(『悲劇と希望』51ページ)

 

 

 

主要な銀行一族王国を列挙する

こうした王国で最大なのは、もちろんフランクルトのマイヤー・アムシェル・ロスチャイルド(一七四三~一八一二)の末裔である。

彼の男系の子孫は少なくとも二世代間は、最初にできた女性の従姉妹あるいは姪と結婚する『ならわし』だった。

ロスチャイルドの五人の息子はフランクフルトのみならず、ウィーン、ロンドン、ナポリ、パリに支店を創設して協力し合った。

 

他の銀行一族の名前は誰でも知っているし、もっと身近な存在と言えよう。 例えばベアリング、ラザード、アーランガー、ウォーバーグ(または

 

編集中

 

 

 

 

 



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