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小型カート「グリスロ」各地で存在感 散策や交流の足に

2025-02-09 07:55:03 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業

NIKKEI MJ


グリスロは歩行者と近い速さのため、相互に声をかけられ会話につながる場合もある(静岡県焼津市)

 

電動カートなど時速20キロ未満の低速電気自動車(EV)を使った公道向けの新サービス「グリーンスローモビリティー(グリスロ)」が存在感を高めている。

近場のお出かけなど、ニッチだが確実にある地域の「ちょい乗り」ニーズをつかんでいる。自動運転も取り入れやすく、将来はドライバー不足の対策にもなりそうだ。各地の取り組みを追った。

 

1月下旬。東京都杉並区のJR荻窪駅西口を出て時計回りのコースを約20分で一周するグリスロには、平日の日中でも多くの乗客がいた。

計4カ所の停留所で乗り降りが目立つのは「荻外荘公園」。戦前に複数回首相を務めた近衛文麿の旧邸が復元整備され2024年12月に開園し、新たなスポットとなっている。

 

荻外荘公園は近隣にある角川書店創業者ゆかりの「角川庭園」など2つの庭園とともに、「荻窪三庭園」として杉並区が整備。

ただ荻窪駅からは距離があり、住宅の密集した中を細い道を通って行くためにアクセスしづらく周遊が進まない難点があった。そこで区が着目したのが、バスが通れない道でもすいすい走るグリスロだった。

 

 

「ゆっくり」で景色楽しむ

区内在住で妻とともにグリスロを利用した勝野秀樹さん(70)は「(荻窪三庭園までは)道が細くてわかりにくかったので、便利になる」と話す。

これまでは徒歩か路線バス・タクシーだけのエリアに加わった、新たな移動手段。荻窪っ子だが近ごろ上り坂がこたえるという中村典義さん(80)は「また乗ってみたい」と笑顔を見せた。

 

杉並区のグリスロはヤマハ発動機製のカート、海外メーカー製をベースにしたミニバス型の計2車両で1日に24便、地元のタクシー会社に委託して運行。同区が本格運行を始めた昨年11月25日から1月半ばまでで調べたところ、1日平均で90人近くが乗車している。

昨年5〜8月に先行実施した実証運行と比べ3倍の数と好調に推移する。

 

料金は1回100円。乗客へのアンケートでは約8割が「景色を楽しめた」と答え、杉並区は「『ゆっくり』という移動の価値が認められている」と分析する。

「移動が楽になった」との声も7割近くあった。今後はデジタルクーポンを提供し街の商店とも連携を促す。

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国土交通省はグリスロを
①時速20キロ未満で公道を走ることができる
②電動車を活用した
③小さな移動サービスと定義する。

電動カートも使えるよう、窓ガラスなしで公道走行できシートベルト装着も免除する道路運送車両法の基準緩和を実施した。

排ガスの出ないエコなサービスとして環境省も後押しする。国のまとめでは22年度までに130地域で走行。車両メーカーや運行事業者などでつくる「グリーンスローモビリティ協議会」の調べでは、24年末までに本格運行も含め延べ400地域以上に増えた。

 

 

「街の人が手を振ってくれる」

杉並区が導入にあたり参考にしたケースが、静岡県の焼津市にある。

合同会社うさぎ企画(静岡県長泉町)が、国や市の事業採択も受けながら22年度から3回の実証を重ねたグリスロ「つなモビ」だ。焼津にも路線バスやタクシーはあるが、市内に分散したスポットや店舗を結ぶ交通が不足していた。

 

24年10〜12月の実証では、前回23年度の2倍となる1日平均約41回の乗車があった。12月に焼津でのマルシェに合わせて訪れた静岡市の会社員、杉山千晶さん(57)は「普段行かないところまで乗せてもらいゆっくり見られて便利」と話す。

カートが開放的なつくりのため「信号待ちしていると声をかけてもらえるのも楽しい」という。

 

観光以外にビジネス交流にも役立てる。焼津市内には水産加工業など複数の産業があるが、分野をまたいだつながりは乏しい。

そこで市内の水産加工や物販、飲食など各事業所にも停留所になってもらい市外から視察やセミナー参加を呼び込み、市内企業には相互訪問を促し交流会も開くなどで活性化につなげる。

 

交流会をきっかけに、市内で水産加工会社が製造した練り物が大衆食堂のメニューに使われ、売店にも並んだ。

運転免許教習の合宿参加者向けにつなモビで市内を巡るツアーを提供した自動車教習所が、製茶会社の運営するカフェも教習生に紹介するといったコラボも発生し、市内では計7つの協業事例ができた。

 

うさぎ企画の森田創代表は「裏通りに潜む古くて新しい焼津の魅力に触れられる。街の人も手を振ってくれて、グリスロだからこそ生まれる交流がある」と熱を込める。

課題だった採算面も、24年度は地元ラジオ局から車体広告を獲得し運賃(1日乗り放題700円)収入にプラスすることで運行費用の約2割をまかなった。

 

費用に対する収入の比率が15%ほどという焼津市の自主運行バスを上回る水準まで改善。市も積極的で、早ければ26年度から本格運行が始まる見通しだ。

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導入時に数百万円する車両価格は国からの購入補助やリースなどの活用で賄えるとしても、今後はランニングコストとして人件費が重くなるのが課題だ。

グリスロは公共交通との摩擦を避けるためにバス・タクシー会社に運行委託する例が多いが、公共交通自体がドライバーの高齢化や人手不足から減便・運休する事態に陥っている。

 

 

住民も担い手に

人手不足対策で自動運転技術への期待が高まるなか、グリスロは自動運転普及の基盤になり得る。ヤマハ発などの電動カートではゴルフ場のようにボタン操作で決まったコースを走る自動運転を導入しやすく、公道にも応用可能だ。

小さな地域内なら、専門のドライバーに代わり住民が担い手となる助けになる。既に実用化したエリアもある。

 

大阪府南部の河内長野市。南海電気鉄道高野線の駅周辺に1970〜80年代、ニュータウンができたが、今や高齢化でバスだけでは不便に。

そこに着目したヤマハ発がグリスロを高齢者の外出支援手段として河内長野市と共同研究に乗りだし、2019年12月に実証運行を始めた。

 

21〜22年度にはヤマハ発と千葉大学がグリスロの健康促進・介護予防効果を共同研究。利用者からは非利用者より「家族以外の人と話す機会」「日常における楽しみ」「気持ちが明るくなる機会」などで高スコアが得られた。住民からも運行継続を求める声が強く、持続可能な運行体制構築を探ることになった。

河内長野で最初に始めた「南花台」エリアでは社会福祉協議会が支援し住民主体でグリスロ「クルクル」を有料運行。一方、22年から広げた「日東町・大師町」エリアでは市と連携するエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)子会社や社会福祉法人が協力し、スーパーのイズミヤや市の福祉拠点が入る商業施設を発着点に無料運行する。

 

日東町・大師町のグリスロは週2回で月曜日はH2O子会社社員、金曜日は社福職員が運転手と添乗員を務める。両者とも無償協力で費用は持ちだしだが、H2Oの商業施設では日東町・大師町からの客数が0〜5%増、食料品販売を中心に「ダウントレンドの中でも前年実績に達し一定の効果があった」(担当者)。

 

 

 

24年は日東町・大師町で年間3600人超が乗車した。さらに運行側の負担を下げるべく、自動運転を導入。電磁誘導線を埋め込み、1月24日から状況に応じ手動運転する「レベル2」で始めた。

25年度には住民スタッフも加えて事業持続性を高めつつ、26年度に特定条件下の無人運転「レベル4」許認可を目指す。

 

 

普及への鍵はニーズの発掘

グリスロの本格普及に向けては、地域の足としてのニーズをどれだけ掘り起こせるかがカギとなりそうだ。

ヤマハ発によると、グリスロが国交省により正式に規定された2018年よりも前から、電動カートを地域活性化に使えないかという相談が石川県輪島市の商工会議所などから寄せられ協力していた。ヤマハ発側でもカートをゴルフ場以外へも導入拡大できないか模索しており、20年から公道走行も含めた事業化の検討を本格化した。

 

実証実験からの運行先には大きく4つ、
①中山間地域
②離島
③観光地
④オールドニュータウン

を選び生活の足や観光の足と位置づけた。公道導入には通常の車の流れと比べての低速さや公共交通との重複など課題が多く、「タクシーやバスとの差別化ポイントを深掘り」(ヤマハ発本社でグリスロを担当する森田浩之氏)することに努める。

ただ、グリーンスローモビリティ協議会会長で東京大学公共政策大学院の三重野真代特任准教授は、杉並区のような「コミュニティーバスが入れない(幅4メートル未満の)細街路の住宅地は首都圏に多い」と指摘し、さらにグリスロが広がる余地があるとみる。

 

渋滞を誘発するとの懸念にも「他の車も時速20〜30キロで走る細街路なら速度差は少ない」と話す。

実証例が増え、低速移動ならではの価値が見いだされてきた面もある。地域には買い物や通院のほか気分転換や娯楽でのちょっとした外出など、費用のかかる公共交通や家族・知人に気を使いながら頼むマイカー送迎ではカバーしきれない需要もある。

それら細かなニーズには、ほどほどの安さと便利さのグリスロがはまる場合も多い。

 

 


大阪府河内長野市では坂の上の住宅地に住む高齢者が買い物帰りに便利に使う(同市のイズミヤショッピングセンター河内長野)

 

次世代移動サービス「MaaS(マース)」との親和性も高そうだ。焼津市の「つなモビ」では、スマートフォンから乗降場所を指定・予約して利用するオンデマンド型で運行し、24年度はヤマハ発製の7人乗り電動カート2台が焼津駅から4キロ圏内に点在する45停留所を巡った。

運営したうさぎ企画の森田創代表は、かつて在籍した東急でMaaSをいち早く手掛けたこともあり、利用者目線にこだわった。スマホ予約を焼津市のLINEを入り口にするなど使いやすくし、行き先の店で使えるデジタルクーポンを提供。

 

利用者の半数ほどを占めた市外客の平均消費額は約4700円と、運賃以外の経済効果ももたらした。杉並区もMaaSと連携させる方針だ。

自動運転の本格導入も具体化が進む。河内長野市の商業施設でグリスロを待つ住民に聞くと、自動運転には「(乗務員が減って)1人でも多く乗れたらいい」(70代女性)と期待する一方で「ちょっと心配」(別の女性)との声も上がる。

 

21年に先行導入した南花台地区では、運転手と添乗員の2人乗務が続く。高齢者と会話し、乗り降りや荷物運びを手助けしている。

市も「住民スタッフと利用者が顔見知りになるコミュニケーションを重視しており、レベル4で無人運転になっても添乗員は乗せる」(政策企画課の横山司氏)とする。単に移動の利便性だけでなく高齢者の外出促進や健康増進、商業施設の集客などの効果もみつつ、利用者が受け入れ可能な形を探る方針だ。

 

グリスロは電動カートとスマホ予約などで組み立てられ自動運転にも対応しやすいが、画一的ではない顧客・住民あってのサービス。供給者都合や行政の縦割りにとらわれずに地域ニーズを探り、住民自身が使い手にも担い手にもなる仕組みにできれば持続性が高まる。

地方創生の有効なツールとして注目を集める可能性もありそうだ。

(浜松支局長 武田敏英)

 

 

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日経記事2025.2.9より引用

 

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私は役10年前から主張し続けてきたように、本来EUに於いて。EVのコンセプトはこのような小型車だったのです。 ヨーロッパの市内道路事情は、ほとんどが路上駐車です。

自動車産業の主流は、まだまだ新品同様にきれいで、先進国に有り余ったガソリン中古車です。 わかりきっているじゃないですか。

EVにおいては、全固体電池の開発がまだまだで高価。 しかしEV小型車なら現在スマホやPCでも使われている安価なリチウムイオン電池で十分。 

 

何故か、アメリカではテスラが、中国生産を利用し大型車で先行し、日本国内では経産省が主導し、原子力発電所が新たに数機必要とか、全固体電池の開発に巨額の支援・補助したりもしました。

 

また、電気を充電するためのスタンドの数の問題も騒がれていましたが、日本国内の場合、深夜料金は昼間の1/3であり、市内走行で買い物や子供の送り迎えくらいなら、毎日自宅の200V電気コンセントで十分充電できます。 ちなみに、日本国内では100Vがメインですが、家庭にかならず200Vのは一本きていますので、そこらの電気工事屋のオッサンに頼めば、10万円も出せば駐車場に200Vのコンセント工事してくれます。

 

また200Vで良いので、ガソリンスタンドのように、電気充電スタンドは簡単にできるので、今やガソリンスタンドの数の80~90%の数の電気スタンドはあります。 特に大手スーパーの駐車場はそうです。

 

EV小型車であれば、電気も食わないから省エネ、排気ガスが出ないので環境にも良いです。 また何よりスピードも出さず、自動車事故も急減できます。 当たり前でしょうが。

 

(結論)世の中の自動車産業は小型EV車です。 ただ流通や遠出でドライブを楽しむ中間から富裕層の自家用車の主流は、くどいようですがガソリンの中古車です。

 

EV者のメリットは、バッテリー(蓄電池)を積んでいるので、糧の電気機器にもEV車から充電が可能で、特に災害時に電気が止まったとくには役に立ちます。

 

何でこんな簡単なことが分からない?

 

 

 

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