マブチモーターが新開発した「SC-266XA」
マブチモーターは3日、車のドアハンドルに使うモーターの新製品を発売したと発表した。従来製品よりも回転力が1.5倍となる。
素材を工夫してより強い電流が流せるようになったことで高い性能を実現した。使用温度はセ氏マイナス40度からプラス85度。寒冷地や酷暑地域といった過酷な環境下でも動かせる。
製品名は「SC-266XA」。完成車メーカーの2次取引先である「ティア2」メーカーを中心に納入する。販売目標などは非公表としている。
通常は車のドアに格納されており、車のキーを近づけると飛び出す「フラッシュ・ドア・ハンドル」向けに開発した。
回転力が上がったことで寒冷地においてドアのハンドルが凍結した際にも、氷を砕いて安全にドアを開けやすくすることができるという。
日経記事2025.2.3より引用