ヒロセ電機は1月にディスプレー向けコネクターの新製品の出荷も始めた
電子部品のヒロセ電機は3日、2025年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比21%増の320億円になる見通しだと発表した。
従来予想の300億円から20億円上方修正した。スマートフォンやワイヤレスイヤホンなど民生機器向けのコネクターが堅調に推移する。
売上高に当たる売上収益は15%増の1900億円。営業利益は23%増の420億円を見込む。それぞれ従来予想から80億円、40億円上振れする。
民生機器の新機種向けへの納入を中心に想定以上に伸びているという。
同日発表した24年4〜12月期の連結決算は、売上収益が前年同期比15%増の1444億円、純利益が33%増の275億円だった。産業機器向けは低迷したが、民生機器や先進運転支援システム(ADAS)向けの販売が補った。為替の円安も追い風となった。