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『感覚』と『直感』の科学

2024-10-20 20:24:45 | 科学技術・宇宙・量子・物理化学・生命・医学・生物学・脳科学・意識・人類史

『感覚』や『直感』を化学的に証明しようとする試みは数多くなされてきましたが、科学誌『Psycology Today』には「感覚や直感を信じてよい理由は、科学的にある」という研究結果を報告しています。

 

それによると人は写真をみたときに、そこに写っている人の笑顔が本物かどうかをある程度判断できる。 それはこれまでの経験で「カメラ用の笑顔」や「作り笑い」の存在を知っているからだといいます。

また、人の感覚には音が届いた時間や、左右の耳が感じている音量の差など、さまざまな情報を捉える機能があり、眼を閉じていても足音が遠ざかると誰かが通り過ぎた事が分かり、どこで音が鳴るのか、どんんことが起きているのかを察知することができるといいます。

 

これは『暗黙の学習』とも呼ばれ、なにかをきっかけに偶然呼び起こされるものでもあります。 そのため、第六感どころか体験の数ほど、感覚は存在しているそうです。

 

『第六感』や『直感』の招待は、脳が持つ膨大な量のデータによる判断力のことだといえます。 また、英国の研究者の結果によれば、右に行くか左に行くかの判断が火一様な時、本能に従って直感で判断したほうが良い結果をもたらすといいます。

人間は理性的な判断ができない状況下でも、十分に対応できるような機敏な頭脳をもっており、ここぞというときには直感に任せて行動する方が良いのかも知れません。

 

また、人間は進化の過程で、様々な能力を失いました。 例えば、日本の川で生まれた鮭は春の雪解け水とともに海に出て、8月~11月までオホーツク海で過ごし、その後、つぃせい用西部に移動して冬を越し、夏になるとベーリング海に回遊し、餌を捕食しながら大きく成長。

11月頃にになると南下し、アラスカ湾に移動して冬を越します。 その後、夏はベーリング海、冬はアラスカ湾を行き来して、4年後に成熟魚になった鮭は、ベーリング海から千島列島沿いに南下し、9月~12月頃には生まれ故郷の日本の川に戻ってきます。

 

外洋での長旅を終えた鮭は、産卵のために故郷の川を遡上し擦ると、雌が産卵し雄が放精し、繁殖という役目を終えた鮭は力尽きてしまします。

このように産卵期を迎えて川に戻ってくる鮭は、約2ケ月間に3000キロ近い距離を泳ぎます。

これだけの距離を泳ぎながら、どうして迷わずに生まれた川に戻って来られるのか? 現代の人間では到底真似できませんが、我々は失ってしまった能力をとり戻すために、自然に帰って本来持つ能力を取り戻すための生活をする必要があるでしょう。

 


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