もしかして、お宝かも・・・
書道で、ず~っと昔に書いた私のヘタ作品の片付けをしていたら、
なにやら、クルッとまるめた汚い包装紙が一緒に出て来た。
こんなもの捨てよう!と開いてみたら
大覚寺参拝記念
「声心雲水倶に了了」 ○○山 沙川 書 とある。
はるかかなたを思い出せば、その昔、京都の大覚寺に行った時、
まだ20代だった私はもちろん書道などしていなのにもかかわらず、
大覚寺の写経する部屋を覗いたのであった。
夕方でもう写経をするには時間がたりない、とかだったろうか、
(たぶん私はその時に写経はしていないはず)
気の毒に思ったお坊さんが何か説明しながらこれを書いてくださった、
そんな記憶がかすかによみがえった(定かではない・・)
真四角の紙を斜めに使い、ちゃんと日付まで入っているが、
なにせ、包装紙の裏紙である。
練習用に切って使っていたのだろうか、などと、今さら、想像してみる。
高名なお寺の僧侶の筆でもお宝は無理か???
ここに書かれている言葉は、長年書道をしてきたけれど、
いままでに出会った事が無かったのでググってみたら、
弘法大師の詩の一節で
「せいしんうんすい ともにりょうりょう」と読み、
「鳥の声、人の心、さらには雲水とかが一つにとけあい、
無限の感情を呼び起こす・・・」
とあった。
ん十年たってようやく、日の目を見た紙切れだった。
やっぱり捨てるわけにはいかないなっ!
自分にとってのお宝だから。
数年前に大覚寺に行った時には写経して納めてきた。
筆も毛筆ではなく筆ペンになっていたし、
指導してくれるような人は誰もいなかった。
閑話休題
「とうじ」とキーボード打ったら「冬至」と出て来た。
そうだ!!!
今日は「夏至」だったと思い出した
<追記>
改めてよく見ると筆者は「沙川」ではなく「沙門」のようだ。
「沙門」とは出家して仏門に入った修行者、僧侶のこと、らしい。