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再び「EL GRECO」・・・・

2007年12月04日 | Weblog

Domenicos Theotocopoulos:known as EL GRECO

本名をドメニコス・ティオトコプーロスというギリシャ生まれ、イタリアのベネチアでテイツイアーノに絵を学び、スペインで活躍した最高の宗教画家。
「マニエリスム」(ルネサンスからバロックへの過渡期の芸術様式)の画家でもある。晩年の傑作であるサラゴーサにある「アラゴン学院祭壇衝立」が1998年日本人(神吉氏)によって再現された。
再現のための調査では、イタリアの北西60キロにあるヴィチェンツアにあるサント・ドミンゴ・アンティーグオ修道院の祭壇衝立などが参考にされた。
終生流浪の芸術家として異郷スペインで亡くなったエル・グレコは作品の署名にはドメニコス・ティオトコプーロスとサインしている。
主な作品にはトレドのサンタ・クルス修道院にある「無原罪のお宿り」や「アントニオ・デ・コバルビアス」など、プラド美術館ほかに数多くある。
またグレコは蔵書の中などに絵に対する考え方を記している。
『絵画は形や色彩を含めて、全てを判断することが唯一の芸術で、あらゆるものの表現を目的とする。』と余白に残している。また別の蔵書には。注目を意味する「目玉」の絵を書き込んでいる。そこには、「ミケランジェロは人体に10頭身や12頭身の比率を与えた。人体はコンパスで測るのではなく視覚で測ることが大切、何故なら判断するのは目だからである。」と記されていた。

※好きな画家: ラファエロ、ミケランジェロ、テツイアーノ、ベラスケス、ポッチェチェ  リ、ジョルジョーネ、レンブラント、ジョルジョーネ、ファン・アイク、チマブーエ、フェルメール・・・ときりがない^^

 

※ ジョルジョーネ(Giorgione)

 北イタリアのカステルフランコ・ベネト生まれの画家(1476or8~1510)

 本名はジョルジュだが体格が立派で性格もおおらかであったため

 死後偉大さを表す語尾「オーネ」をつけて呼ばれるようになったと

 言われている。10年ばかりの短い活躍期間中に光と色を調和させ

 た独創画法を創り上げ、後代の画家に強い影響を与えた。

 知られていない事が多く美術史上最も謎に満ちた画家の一人であ

 りその実態さえ疑われたことさえあった。

▼主な作品:

 「嵐」(嵐とジプシーと兵士を描いた作品) La Tempesta

  82cm×73cm    ベネチア・アカデミア美術館所蔵

 「眠れるビーナス」 背景はテツイアーノの作と言われている。

 108cm×175cm ドレスデン国立絵画館所蔵