2日目からの続きです。
○ 急なパーティ
岡山3日目。この日も朝からイベントに参加しました。
午前のセッションの終わりに「本日、夕方からカクテルパーティがあります」と、招待券を配られました。
えー、そうだったの?
午後早くに終わる予定だったので、その後はフリーだと、ウキウキ散策プランを立てていましたが、この様子では無理そうです。
イベント終了後、パーティ開始までの空き時間は、3時間。
予定していたプランは6時間コース。決行できないわー。
どうしましょう。土地勘がなく、ガイドブックもありません。
○ 桃太郎に相談だ
そんな時には、詳しい人に聞くのが一番。
ランチタイムに桃太郎観光案内所に行き、「今日の午後、3時間で行って帰ってこれる場所はありませんか?」と相談しました。
(momo17)
すると係の人は、「それなら倉敷はどうでしょう」と言ってくれました。
倉敷かあ。岡山で一番の観光地ですが、修学旅行時にすでに訪れているので、知らない土地に行きたいなあ。
「瀬戸内海の近くには行けないでしょうか?」と聞くと、「児島までなら行ってこれます」と教えてくれました。
地図を見せてもらうと、確かに児島駅のそばに港があります。
ただ、内湾なので、そこからは瀬戸大橋は見えません。
瀬戸内海まで行くのなら、やはり大橋は見たいもの。
でも、そのためには、バスに乗って展望台まで行くしかありません。
そうなると時間が心配。うーん。
休憩時間も終わりに近づいてきたため、あとは自分で考えることにしました。
午後のセッションが終了しましたが、外はこの日もギラギラと照りつく猛暑。
暑さに疲れて、ゾンビのような顔でパーティに参加するのは、避けたいなあ。
無理はしないことにします。あまり歩き回らないようにするつもり。
○ 倉敷か児島か
パーティまでの3時間に行ける場所は、倉敷か児島の二択。
瀬戸内海の近くにいるのに、今回の旅ではまだ海を見ていません。
さらに、倉敷に行く赤穂線よりも瀬戸内線方面に行く電車の方が本数が多いです。
そこで、児島に行くことにしました。
快速のマリンライナーに乗り、初日に乗り換えた妹尾駅を通過します。
岡山市街地を過ぎると、青々とした水田が広がります。
20分ほどで、児島駅が近づいてきました。
案外あっという間だったので、また考えます。
このライナーは、高松行き。
このまま降りなければ・・・この電車は瀬戸大橋を通ります。
・・・乗っていっちゃおうかな。
そうしたら、瀬戸内海の島々を見ながら、瀬戸大橋を渡れます。
よーし、このまま乗っていこう。
PASMOを使っているため、行き先変更が気楽です。
○ JR会社がチェンジ
児島駅に着くと、結構な数の人たちが降りていきました。
そしてここから「JR四国です」と車内放送が変わりました。
児島駅は岡山県ですが、この駅で担当会社が分かれるんですね。
自動販売機がジーンズ柄でした。
そういえばここはジーンズの町として有名なんでしたっけ。
○ そして海を渡る
マリンライナーは、しばらく児島で止まった後、再び走り出しました。
この線に乗るのは、2年前に、徳島から岡山に移動するときに乗って以来。
窓際に座ってわくわく外を見つめます。
おお、海が見えてきました。
穏やかで、波一つなく凪いでおり、落ち着きます。
乗客は地元の人が多いのか、特にはしゃいだ空気はありません。
ほかにカメラを構えている人はいないかなと見回すと、はす向かいの人がiPadで静かに動画を撮っていました。
○ 瀬戸内海の中の島々
瀬戸大橋はさすがに長いです。その間、じっくりと海と島々を眺められます。
『海流の中の島々』というヘミングウェイの小説を思い出しましたが、ここは凪いでいるので、海流とはいえないですね。
陸が近づき、コンビナートが見えてきました。
フタがない石油タンクを上から見たのは初めてでした。
フタなしもあるの?中の石油は大丈夫なの?空なの?
あとで調べてみたところ、フタは可動式で、石油の量に合わせて下に下がっているんだそうです。
○ うどん県到着
終点高松に着きました。岡山からそんなにかかりませんでした。
わー、思いつきで香川県まで来ちゃったわー。
「ちょっとそこまで」で四国に来れるという感覚がないので、自分で来ておきながらドギマギしています。
ちらっと視界に入った駅名に(ん?)と違和感。
もう一度見直すと、「うどん県・さぬきうどん駅」と書いてありました。
!?
香川がうどん県を名乗っているのは知っていますが、駅名まで~!
駅のスタンプも、「高松駅」版と「さぬきうどん駅」版の二つが置いてありました。
香川の、うどんへの本気が見えます。
アンパンマンの自動販売機がありました。
ここのところ、桃太郎ばかり見ていたので、違うキャラクターに懐かしさを感じます。
やなせたかし氏が、高知ゆかりの人だからでしょうか。
改札を出ると、目の前には大きなオブジェがありました。
特にお遍路さんっぽくはありませんが、「同行二人」という意味があったりして。
岡山から、当初の目的地の児島までの乗車料金は、500円。
高松駅までだと、ぐんと上がって1510円になりました。
ほとんど瀬戸大橋通行料といったところでしょうね。
でも、快速でも特急料金はかかりません。
○ とんぼがえり
わー、高松にきちゃった~。
初日に訪れた水攻め城は備中高松城。まぎらわしい~。
香川まで来たから、本場のうどんを食べようと思い、お店を探し始めたところで「岡山行きマリンライナーの出発時間が近づいています」と放送が入りました。
電光掲示板を見ると、すぐの発車です。
今乗ってきた電車が折り返すのでしょう。
今回、思いつきで高松に来たため、特に行きたい場所もおさえていないし、時間も限られているため、駅から離れて移動するのはリスキー。
それなら、このタイミングでまた乗って帰るのがよさそう。
そう思って、白装束のお遍路さんたちに交じって再び改札を通り、小走りにライナーに乗り込みました。
車体には、桃太郎ネットワークのデザインが描かれていました。
(momo18)
10分もいなかったさぬきうどん駅、さようなら~。
帰りは、行きと逆側の席に座ります。広島側の方です。
村上水軍の島々は、見えるかしらー。
『村上水軍の娘』、おもしろくて夢中で読みふけりました。
一車両目に乗っていたので、前方に、これから通る瀬戸大橋が見えてきました。
香川側の水際に、遊園地のような場所がありました。
瀬戸大橋記念公園です。
白く丸い建物はマリンドーム。国内最大級の木製ドームだそうです。
○ JRの境界線
瀬戸大橋を通り終えて、再び児島駅に着きました。
先頭車両から、この駅での運転士の交代が見られます。
ここからはJR西日本の人に代わるのね。
お互い仲良しらしく、降りた四国の人はちゃんと電車の発車を見送っていました。(そういう決まりなのかな)
往復3000の瀬戸内海越え。
すがすがしい気持ちになりましたが、あとでハッと思いだします。
(さぬきうどん、食べ損ねちゃった!)
岡山駅に戻り、ホテルでシャワーを浴びて、会場へ向かいました。
その4に続きます。
○ 急なパーティ
岡山3日目。この日も朝からイベントに参加しました。
午前のセッションの終わりに「本日、夕方からカクテルパーティがあります」と、招待券を配られました。
えー、そうだったの?
午後早くに終わる予定だったので、その後はフリーだと、ウキウキ散策プランを立てていましたが、この様子では無理そうです。
イベント終了後、パーティ開始までの空き時間は、3時間。
予定していたプランは6時間コース。決行できないわー。
どうしましょう。土地勘がなく、ガイドブックもありません。
○ 桃太郎に相談だ
そんな時には、詳しい人に聞くのが一番。
ランチタイムに桃太郎観光案内所に行き、「今日の午後、3時間で行って帰ってこれる場所はありませんか?」と相談しました。
(momo17)
すると係の人は、「それなら倉敷はどうでしょう」と言ってくれました。
倉敷かあ。岡山で一番の観光地ですが、修学旅行時にすでに訪れているので、知らない土地に行きたいなあ。
「瀬戸内海の近くには行けないでしょうか?」と聞くと、「児島までなら行ってこれます」と教えてくれました。
地図を見せてもらうと、確かに児島駅のそばに港があります。
ただ、内湾なので、そこからは瀬戸大橋は見えません。
瀬戸内海まで行くのなら、やはり大橋は見たいもの。
でも、そのためには、バスに乗って展望台まで行くしかありません。
そうなると時間が心配。うーん。
休憩時間も終わりに近づいてきたため、あとは自分で考えることにしました。
午後のセッションが終了しましたが、外はこの日もギラギラと照りつく猛暑。
暑さに疲れて、ゾンビのような顔でパーティに参加するのは、避けたいなあ。
無理はしないことにします。あまり歩き回らないようにするつもり。
○ 倉敷か児島か
パーティまでの3時間に行ける場所は、倉敷か児島の二択。
瀬戸内海の近くにいるのに、今回の旅ではまだ海を見ていません。
さらに、倉敷に行く赤穂線よりも瀬戸内線方面に行く電車の方が本数が多いです。
そこで、児島に行くことにしました。
快速のマリンライナーに乗り、初日に乗り換えた妹尾駅を通過します。
岡山市街地を過ぎると、青々とした水田が広がります。
20分ほどで、児島駅が近づいてきました。
案外あっという間だったので、また考えます。
このライナーは、高松行き。
このまま降りなければ・・・この電車は瀬戸大橋を通ります。
・・・乗っていっちゃおうかな。
そうしたら、瀬戸内海の島々を見ながら、瀬戸大橋を渡れます。
よーし、このまま乗っていこう。
PASMOを使っているため、行き先変更が気楽です。
○ JR会社がチェンジ
児島駅に着くと、結構な数の人たちが降りていきました。
そしてここから「JR四国です」と車内放送が変わりました。
児島駅は岡山県ですが、この駅で担当会社が分かれるんですね。
自動販売機がジーンズ柄でした。
そういえばここはジーンズの町として有名なんでしたっけ。
○ そして海を渡る
マリンライナーは、しばらく児島で止まった後、再び走り出しました。
この線に乗るのは、2年前に、徳島から岡山に移動するときに乗って以来。
窓際に座ってわくわく外を見つめます。
おお、海が見えてきました。
穏やかで、波一つなく凪いでおり、落ち着きます。
乗客は地元の人が多いのか、特にはしゃいだ空気はありません。
ほかにカメラを構えている人はいないかなと見回すと、はす向かいの人がiPadで静かに動画を撮っていました。
○ 瀬戸内海の中の島々
瀬戸大橋はさすがに長いです。その間、じっくりと海と島々を眺められます。
『海流の中の島々』というヘミングウェイの小説を思い出しましたが、ここは凪いでいるので、海流とはいえないですね。
陸が近づき、コンビナートが見えてきました。
フタがない石油タンクを上から見たのは初めてでした。
フタなしもあるの?中の石油は大丈夫なの?空なの?
あとで調べてみたところ、フタは可動式で、石油の量に合わせて下に下がっているんだそうです。
○ うどん県到着
終点高松に着きました。岡山からそんなにかかりませんでした。
わー、思いつきで香川県まで来ちゃったわー。
「ちょっとそこまで」で四国に来れるという感覚がないので、自分で来ておきながらドギマギしています。
ちらっと視界に入った駅名に(ん?)と違和感。
もう一度見直すと、「うどん県・さぬきうどん駅」と書いてありました。
!?
香川がうどん県を名乗っているのは知っていますが、駅名まで~!
駅のスタンプも、「高松駅」版と「さぬきうどん駅」版の二つが置いてありました。
香川の、うどんへの本気が見えます。
アンパンマンの自動販売機がありました。
ここのところ、桃太郎ばかり見ていたので、違うキャラクターに懐かしさを感じます。
やなせたかし氏が、高知ゆかりの人だからでしょうか。
>
改札を出ると、目の前には大きなオブジェがありました。
特にお遍路さんっぽくはありませんが、「同行二人」という意味があったりして。
岡山から、当初の目的地の児島までの乗車料金は、500円。
高松駅までだと、ぐんと上がって1510円になりました。
ほとんど瀬戸大橋通行料といったところでしょうね。
でも、快速でも特急料金はかかりません。
○ とんぼがえり
わー、高松にきちゃった~。
初日に訪れた水攻め城は備中高松城。まぎらわしい~。
香川まで来たから、本場のうどんを食べようと思い、お店を探し始めたところで「岡山行きマリンライナーの出発時間が近づいています」と放送が入りました。
電光掲示板を見ると、すぐの発車です。
今乗ってきた電車が折り返すのでしょう。
今回、思いつきで高松に来たため、特に行きたい場所もおさえていないし、時間も限られているため、駅から離れて移動するのはリスキー。
それなら、このタイミングでまた乗って帰るのがよさそう。
そう思って、白装束のお遍路さんたちに交じって再び改札を通り、小走りにライナーに乗り込みました。
車体には、桃太郎ネットワークのデザインが描かれていました。
(momo18)
10分もいなかったさぬきうどん駅、さようなら~。
帰りは、行きと逆側の席に座ります。広島側の方です。
村上水軍の島々は、見えるかしらー。
『村上水軍の娘』、おもしろくて夢中で読みふけりました。
一車両目に乗っていたので、前方に、これから通る瀬戸大橋が見えてきました。
香川側の水際に、遊園地のような場所がありました。
瀬戸大橋記念公園です。
白く丸い建物はマリンドーム。国内最大級の木製ドームだそうです。
○ JRの境界線
瀬戸大橋を通り終えて、再び児島駅に着きました。
先頭車両から、この駅での運転士の交代が見られます。
ここからはJR西日本の人に代わるのね。
お互い仲良しらしく、降りた四国の人はちゃんと電車の発車を見送っていました。(そういう決まりなのかな)
往復3000の瀬戸内海越え。
すがすがしい気持ちになりましたが、あとでハッと思いだします。
(さぬきうどん、食べ損ねちゃった!)
岡山駅に戻り、ホテルでシャワーを浴びて、会場へ向かいました。
その4に続きます。
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