風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

170. 美御前社・与謝野晶子歌碑

2009-09-25 | 近畿(京都・滋賀)

八坂神社の境内摂社の中に、美御前社(うつくしごぜんしゃ)がありました。
美を象徴する多岐理毘売命(たぎりひめのみこと)、多岐津比売命(たぎつひめのみこと)、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)の三女神が祀られています。
古くから祇園の舞妓さんや、美しくなりたいと願う人々、美容や理容、化粧品業者の参拝者に人気があるそうです。

社殿前には神水「美容水」が湧き出ています。
肌の健康を守り、心から美しく磨かれるとして、参拝者はこの水を数適肌につけて祈願をします。
美しくなりますように!これは女性の永遠の願いですね。


祇園の御神水は、湧水です。
「力水」とも呼ばれ、この水を飲んでから境内の美御前社にお参りすると美人になれるとされています。
そうとは知らず、口には入れませんでした。ああ、美人が遠のいていく…。


八坂神社の境内には、与謝野晶子の有名な歌碑がありました。

 「清水へ祇園をよぎる桜月夜 こよひ逢ふ人みなうつくしき」

この歌を初めて読んだ時(京都はなんて素敵なところなんだろう)と想像をふくらませました。
思えば、この歌も私の抱く京都のイメージを支える要素の一つです。

みんな、神水を飲んで美御前社を参詣し、美しくなった人々なのかもしれませんね。


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