風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

お台場・横浜ももてなし 1-1

2018-03-07 | 東京
● prologue

去年の3月に、ベルギーとポーランドからやってきた友人親子。
今年はポーランドから、息子のDanielだけが来ることになりました。
今回はニセコがメインだとのこと。北海道でスキー三昧するようです。

ポーランドと言えば、雪が深いイメージ。
わざわざ遠い日本まで来なくても、スキーはできるんじゃない?と思いますが、それでも会えるのはうれしいもの。
再会を楽しみに待ちました。

お喋りで好奇心旺盛な彼は、どんどん日本通になってきている様子。
私より日本のことを知っていたらどうしましょう。
自分のあやしい英語と知識でどこまでガイドできるかわからないと思い、外資系ビジネスマンのバイリンガル・ミンさんにもジョインしてもらうことにしました。

● 東京マラソンの余波

当日、待ち合わせの支度をしているところに、連絡が入りました。
「空港からのシャトルバスに乗っているけれど、東京マラソンの交通規制で銀座に行けずに東京駅で下されるみたい」

そう、おりしもこの日は東京マラソン。大勢の人が集い、大がかりな交通規制が敷かれるため、例年は決して東京には近寄らないことにしています。
銀座もコースになっており、運悪くかちあってしまったようです。
「東京で待ち合わせる?」と聞かれましたが、東京駅は巨大なので、待ち合わせは危険かも。
やっぱりホテルの前が一番確実そうです。
「メトロでも行けるけど、ヤマノテ・ラインの方がわかりやすいと思う」と伝えました。



先にホテルに着きました。入り口には大きな足湯があり、湯気が立っています。
その縁に腰かけて待つことしばし。やがて旅行用リュックを背負い、両手に大きなトランクを引いて、彼が登場しました。
「東京駅からギンザまで歩いてきたんだ。ギンザ、人も車もおそろしく混んでてヘビーだ」
「えー、大変だったね!」
まあ隣駅なので、歩けなくはない距離です。
でも長旅から着いたばかりで重い荷物を3つも持ってのことなので、タフ!

宿に荷物を預けようとフロント階に上がると、別の外国人たちに「どこから来たんだ?」と尋ねられました。
「ポーランド」
「あなたたちはどちらから?」と尋ねると「メキシコ」
常夏のメキシコから冬の日本に。それは寒かろう。
「日本へようこそ!」と言うと「サンキュー」と明るい声がかえってきました。

荷物を預けて出かけます。

● プリペイドSIMカード

駅前の電気店で、ミンさんと落ち合います。
滞在中のSIMカードを購入したいとのこと。
ミンさんがてきぱきと選んでくれて、助かります。
あれこれ吟味をしても、ものの5分で品物を決めてちゃっちゃと会計へ。すごい手際の良さ。
私一人だったら、店員さんを巻き込んで悩みながら説明することになり、20-30分はいたでしょう!



次に彼が寄ったのはコンビニ。
レッドブルを買いました。
「これ、ヨーロッパでは倍の値段がするんだよ」
高いのねー!

● ももてなしランチ

さっそくランチにしようとしましたが、お目当てのお店はなんとお休み。
そういえばここは新橋、仕事の町。
サラリーマンと一緒にお休みして、軒並み休日は閉まっているようです。うかつだった!



そこで、ももてなし家に向かいました。
岡山と鳥取のアンテナショップ内ビストロカフェで、土地の食材を使ったランチを提供しています。
岡山の桃と鳥取の梨でおもてなし~。つまり、ももてなし!



そんなことを言っても通じないので、岡山と鳥取のことをどう説明しようと考えているうちに、ミンさんが的確に説明してくれていました。
助かるわ~。
明るい店内で、そんなに混んでおらず、ほどよいお客の入りです。ここは穴場だわ。

ここで食事を待つ間に、ミンさんの導きにより、ちゃっちゃとSIMカードの交換完了。
「リカにテストメール送ったから、確認して」
えっ早い。待って、人生ってそんなにイージーモードだっけ?



頼んだのは、哲多豚(新見市)のジンジャーポーク、哲多豚のスンドゥブ、大山牛(鳥取)と千屋牛(岡山)の牛スジトマトの雑穀米カレー。
ももてなしエリアの牛さん豚さんでした。



● マカレナ、マッケレル

帰りがけにショップに並んでいた銀色の魚に目を停めたDaniel。
ピカピカ輝き、脂がのっていてプリプリしており、いかにもおいしそう。
Da「あれはなに?」
ミ「Mackerel」
私「マッケレル?」



Hey Macarena~♪「恋のマカレナ」なつかしーい。
マカレナ・ダンスを踊りたくなりました。
ちなみに魚はサバでした。

● ゆりかもめ



マカレナソングが頭の中を流れるまま、新橋駅に向かいます。
ここからゆりかもめに乗ります。

「これはワンマン?」
「ううん、ノーマン」



ノーマン?それともゼロマン?まあ、伝わったので良しとします。
車掌はおらず、コンピュータ制御で動いています。



この日は雲が厚く、どんよりとした冬の海。
それでも海に向かって視界が開けると、乗客から「わあ」と声が上がります。
レインボーブリッジを渡ってお台場へ。

● 冬のお台場

駅で降りて海の方へ向かうと、冷たい海風が吹いていました。
海浜公園はすぐそばですが、寒空の下、浜辺には人っ子一人見えません。



お台場の自由の女神像は、いつの間にかできていて、そのままずっとあります。
ロマンチックなイメージを醸し出すためでしょうけれど、ちょっと謎だわ。
私はいつも「猿の惑星」を思い出します。



なんと青森のおいらせ町にも立っているんだとか。
NYと同緯度だからだそうですが、ピラミッドとキリストの墓だけでなく自由の女神像まであるなんて、さすが不思議エリア。



身体が冷えてきたので、海から離れることにして、フジテレビの建物を越えてプロムナードを歩いていきました。

● 白いガンダム

次に向かったのは、ダイバーシティのガンダム。
ガンダムユニコーンにチェンジしてから、まだ見ていません。

子供の頃にポケモンやナルトが好きだったDanielなら、ガンダムも好きだろうと思っていました。
ところが「ほら!」と見せても、「これ、なに?」と首をひねっています。
ガンダム知らないの?あらがっかり。

私は「あ、知らないのね・・・」であっさり話を終えてしまいますが、ミンさんはちゃんと「君が知らなくても、これはとても有名な日本のアニメーションロボットだよ」とフォローしてくれます。
偉いわ~。



ガンダムユニコーン、角が生えていて、白くて、たしかにユニコーン風でした。
言葉だけだと、どうもユニコーンとペガサスがごっちゃになってしまい「ガンダムペガサス?」と間違えてはガンオタに説教されていましたが、一度見た以上はもうまちがえないでしょう。
でもユニコーンとペガサスって、似てますよね?

● MEGA WEB

なおもてくてく歩いて行き、黄色と青のシルク・ドゥ・ソレイユ「ダイハツ キュリオス」のテントの横を通り抜けます。
目指したのは、MEGA WEB

トヨタ自動車の展示ショールームで、古いものから近未来のものまでずらり並んでいます。
どの車も試乗OKなので、いろいろなトヨタ車に乗ってみることができます。



建物内ではいくつもの乗り物の試乗ができるようになっています。
セグウェイのような充電式プチ1人乗り自動車Wingletに乗って、館内をうねうね動いている人たちもいます。
乗ってみたいものがたくさんありましたが、どれも予約は受け付け終了していました。残念!



● FT-1

いっときは見なくなったスポーツカーですが、最近ではまた復活しています。
レーシングカーのようなピカピカの赤い車、FT-1。


トヨタFT-1


● SETSUNA

ジブリ映画に出てきそうなこの木の車、暖かい雰囲気でいいですね。乗ってみたいな。
「ミラノデザインウィーク 2016」に出品したコンセプトカー、SETSUNAです。


SETSUNA


外板は柔らかい杉、フレームは高い剛性の樺(かば)、フロアは強度が高い欅(けやき)、シートはなめらかな栓(せん)と、適材適所の木材を使用。
2016年のウッドデザイン賞最優秀賞に輝いています。



● FV2

ぐっと近未来感のあるFV2。
車といっても、ハンドルはありません。運転手は車内に立ったまま、身体を前後左右に傾けて、セグウェイのように操縦します。
重心移動で運転するなんて、まさに近未来!



車と行っても、いろいろなものがあって千差万別。
メカに疎くても面白いし、メカ好きなら一日いても飽きないでしょう。

● パレットプラザ

メガウェブを出たところにあるパレットプラザには、子供向けのプレイランドができていました。


ジャンプゾーン


奥には、トランポリンでバンジージャンプをするジャンプゾーンが見えました。
手前には、バブルボールに入ってプールに浮かぶ子供たち。
わあ、楽しそう!


バブルボール


どちらもいつかやってみたいものですが、同行の二人とも、全く意に介さない様子。
なので私も(ああ、子供のプレイランドね)という大人の顔つきをしながら、ぐっとガマンして通り過ぎました。
その2に続きます。





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