● prologue
友人さっちゃんと、近場の横浜で会うことにしました。
平日の夜と休日、どっちにしようかという話になったので、
「休日にしない?行ってみたい場所があるから、付き合ってもらえない?」と頼んだ私。
気になっているところは3箇所。市場と教会、そしてツリーカフェです。
どこも横浜駅から電車で1~2駅の距離なので、歩いて巡ることにしました。
この日の移動ルートマップを載せました。
ピンクのラインが歩いたところ。
地元だから気楽~!とのんきに構えていたら、何回も道に迷ってしまいました。(赤丸は間違えた駅)
今回は赤い印、その2では青い印の場所を訪ねています。
● 東・白楽、神奈川・新町そして仲木戸
当日は、散策日和のとてもいい天気。
待ち合わせは、市場最寄りの「神奈川駅」の改札で。
地図を見て、東横線の反町駅から歩いて行けることを確認したのに、人波につられたのか、ボーっとしていたのか、なぜかひと駅前の「東白楽駅」で降りてしまった私。[トラップその1]
慌ててもうひと駅乗って「反町駅」へ。
反町公園を通って、東へ歩いていきます。
JR東神奈川駅の隣にある京急の駅に行けばいいのね。
着いてみると、そこは私が思っていた「神奈川駅」ではなく、「仲木戸駅」でした。[トラップその2]
え?どうして?駅名を見て呆然とします。
「東神奈川駅」のそばの駅は「神奈川駅」だと思った、単なる自分のカン違いでした。
待ち合わせ時間が近づいていたので、大慌てで隣の駅まで一駅乗って行きました。
顔を合わせるまでに2回も駅を間違えてしまうなんて。
割とおなじみのエリアなのに。
キツネかタヌキにからかわれたとしか思えません。
初めはたぶん「東神奈川駅」のことを考えていたので、東つながりの「東白楽駅」で降りてしまったんでしょう。
そして仲木戸駅は「東・神奈川駅」「神奈川駅」「神奈川・新町駅」という3つのまぎらわしい駅に囲まれている、魔のトライアングル地帯。
紫ラインを引いた駅です。
ふだんうろ覚えなのが、こういう時にばれてしまいます。
でもこれは間違えますよね!(自己正当化)
神奈川駅の改札は、マシンも通路も細くてスリム!
そこを抜けて曲がったところに、さっちゃんが待っていてくれました。
ふー、お待たせしました!
この駅に降りたのは、まだほんの数回目。
横浜駅の隣駅なのに、ビックリするくらい小さな駅です。
● 洲崎大神
歩いて行く途中に、大きな白い神明鳥居のある神社の前を通りました。
洲崎大神(すさきおおかみ)という社標が立っています。
「洲崎神社」といったら、房総半島にある安房国の一ノ宮。
二つある安房国の一ノ宮のうち、源頼朝がもう一つの「安房神社」をここに勧請して、「洲崎大神」としたそうです。
ちょっとややこしいですが、頼朝の戦勝守り神が祀られています。
狛犬に近寄ってみましたが、まだ新しい最近のものでした。
でも、その横にこんもりとした獅子山を発見。
いいものをみられました。ホクホク。
● 君に届け用紙
ふと、ビルの前で足を停めました。
そこにあったのは、「届け用紙」という立て看板。
「届け用紙」って、届出用紙のことですよね。
でも私にとってはなじみがない言葉。『君に届け』しか思い出せません。
ひらがなが混ざると、とたんにやさしいイメージになりますね。
甘酸っぱい青春気分になって、看板を見つめました。
● 横浜市中央卸売市場
国道1号を横切って海の方へ行くと、市場の大きな建物が見えてきます。
ここは横浜市中央卸売市場。魚だけでなく、青果、鳥肉、鶏卵など、いろいろなものを取り扱っています。
「横浜食文化の一丁目一番地へ」と書いてあります。
ちなみにここの住所は、「横浜市神奈川区山内町1-1」。
山内町はほぼすべてがこの市場になっている、人口は0人の町なので、確かに食文化と言い換えちゃっても間違いないようです!
私たちは水産物部の建物入り口へ。
「関係者以外立ち入り禁止」の看板がいくつか立ってあるので(呼び止められるかしら)とちょっとたじろぎますが、ここでひるんではいけません。
私たちだって、ここの魚を食べに来た、関係者なんですから(!?)
一般人らしい姿が見えたので、そちらに行ってみると、ちょっとした食事処のアーケード街になっており、どのお店にも行列ができていました。
お昼どきだからでしょう。
並んでいるのは職員ではなく、私たちのように外から来た人ばかりのようです。
よかった、中に入っても大丈夫そうです。
● 厚生食堂
アーケード街から一旦入り口まで戻り、反対側に曲がって、一つぽつんと離れた厚生食堂へと向かいました。
もしかして、あのイベント特設会場のような場所?
「営業中」とのぼりが経っていなければ、気が付かずに通り過ぎてしまいそうな、道路下の目立たなさ。
若干罰ゲームめいていて、ちょっと勇気がいるテーブルとイス…。
あきらかに市場の従業員のための食堂。
寒いけれど外でいただきます。
● 市場の穴場
頼んだのは海鮮丼。さっちゃんは鮪の山かけ丼。
カニ脚のお味噌汁つきです。
千円以下でこのランチ。おいし~い!
画像からはあまり伝わってきませんが、切り身が厚くてとろっとろでした。
寒さを忘れて美味しさに震えます。
「近場でこんなにおいしいお魚を食べられるなんて、北海道まで行かなくてもいいね!」
やっぱり市場はいいですね~。
おいしくいただいて、満腹になって、すっかり満足。
食後は、先ほどの人が並んでいるアーケード街の方に行ってみました。
こちらにも千円以下のメニューが並びます。さすがは市場です。
築地市場は、もはや観光地化しており、どこもなかなかのお値段で(コレジャナイ感)をひしひしと感じていたので。
こういう企画に喜んで乗ってくれるさっちゃんは、本当にナイスな友人です。
敷地内には、伏見市場稲荷大神がありました。
伏見大社から市場に勧請したお稲荷さんのようです。
お稲荷さんは農耕の神様ですが、この辺りでは漁師にも支えられたのでしょう。
近くには、伏見大漁稲荷神社もあるようです。名前が似ていてまちがえそう。
● うらしまでんせつ
魚河岸を出て、道路を歩いていると、等間隔で並んでいる車止めのポールの亀が目に入りました。
「これ、亀なの。なぜかというとね…」
説明するために、お寺に立ち寄りました。
ここは浦島伝説に彩られた浦島寺。
ちなみにこの辺りは浦島という地名です。
最近御朱印帳を買って、御朱印集めを始めたばかりのさっちゃんにガイドします。
「ここのご本尊は、カメに乗っているのよ~」
目黒にあるタコ薬師はタコに乗っていませんが、ここは裏切りません。
普段は非公開で、見られませんが。
でも手水舎そのものが亀!浦島伝説にのっとっています。
さっちゃんも大喜びでした。
その2に続きます。
友人さっちゃんと、近場の横浜で会うことにしました。
平日の夜と休日、どっちにしようかという話になったので、
「休日にしない?行ってみたい場所があるから、付き合ってもらえない?」と頼んだ私。
気になっているところは3箇所。市場と教会、そしてツリーカフェです。
どこも横浜駅から電車で1~2駅の距離なので、歩いて巡ることにしました。
この日の移動ルートマップを載せました。
ピンクのラインが歩いたところ。
地元だから気楽~!とのんきに構えていたら、何回も道に迷ってしまいました。(赤丸は間違えた駅)
今回は赤い印、その2では青い印の場所を訪ねています。
● 東・白楽、神奈川・新町そして仲木戸
当日は、散策日和のとてもいい天気。
待ち合わせは、市場最寄りの「神奈川駅」の改札で。
地図を見て、東横線の反町駅から歩いて行けることを確認したのに、人波につられたのか、ボーっとしていたのか、なぜかひと駅前の「東白楽駅」で降りてしまった私。[トラップその1]
慌ててもうひと駅乗って「反町駅」へ。
反町公園を通って、東へ歩いていきます。
JR東神奈川駅の隣にある京急の駅に行けばいいのね。
着いてみると、そこは私が思っていた「神奈川駅」ではなく、「仲木戸駅」でした。[トラップその2]
え?どうして?駅名を見て呆然とします。
「東神奈川駅」のそばの駅は「神奈川駅」だと思った、単なる自分のカン違いでした。
待ち合わせ時間が近づいていたので、大慌てで隣の駅まで一駅乗って行きました。
顔を合わせるまでに2回も駅を間違えてしまうなんて。
割とおなじみのエリアなのに。
キツネかタヌキにからかわれたとしか思えません。
初めはたぶん「東神奈川駅」のことを考えていたので、東つながりの「東白楽駅」で降りてしまったんでしょう。
そして仲木戸駅は「東・神奈川駅」「神奈川駅」「神奈川・新町駅」という3つのまぎらわしい駅に囲まれている、魔のトライアングル地帯。
紫ラインを引いた駅です。
ふだんうろ覚えなのが、こういう時にばれてしまいます。
でもこれは間違えますよね!(自己正当化)
神奈川駅の改札は、マシンも通路も細くてスリム!
そこを抜けて曲がったところに、さっちゃんが待っていてくれました。
ふー、お待たせしました!
この駅に降りたのは、まだほんの数回目。
横浜駅の隣駅なのに、ビックリするくらい小さな駅です。
● 洲崎大神
歩いて行く途中に、大きな白い神明鳥居のある神社の前を通りました。
洲崎大神(すさきおおかみ)という社標が立っています。
「洲崎神社」といったら、房総半島にある安房国の一ノ宮。
二つある安房国の一ノ宮のうち、源頼朝がもう一つの「安房神社」をここに勧請して、「洲崎大神」としたそうです。
ちょっとややこしいですが、頼朝の戦勝守り神が祀られています。
狛犬に近寄ってみましたが、まだ新しい最近のものでした。
でも、その横にこんもりとした獅子山を発見。
いいものをみられました。ホクホク。
● 君に届け用紙
ふと、ビルの前で足を停めました。
そこにあったのは、「届け用紙」という立て看板。
「届け用紙」って、届出用紙のことですよね。
でも私にとってはなじみがない言葉。『君に届け』しか思い出せません。
ひらがなが混ざると、とたんにやさしいイメージになりますね。
甘酸っぱい青春気分になって、看板を見つめました。
● 横浜市中央卸売市場
国道1号を横切って海の方へ行くと、市場の大きな建物が見えてきます。
ここは横浜市中央卸売市場。魚だけでなく、青果、鳥肉、鶏卵など、いろいろなものを取り扱っています。
「横浜食文化の一丁目一番地へ」と書いてあります。
ちなみにここの住所は、「横浜市神奈川区山内町1-1」。
山内町はほぼすべてがこの市場になっている、人口は0人の町なので、確かに食文化と言い換えちゃっても間違いないようです!
私たちは水産物部の建物入り口へ。
「関係者以外立ち入り禁止」の看板がいくつか立ってあるので(呼び止められるかしら)とちょっとたじろぎますが、ここでひるんではいけません。
私たちだって、ここの魚を食べに来た、関係者なんですから(!?)
一般人らしい姿が見えたので、そちらに行ってみると、ちょっとした食事処のアーケード街になっており、どのお店にも行列ができていました。
お昼どきだからでしょう。
並んでいるのは職員ではなく、私たちのように外から来た人ばかりのようです。
よかった、中に入っても大丈夫そうです。
● 厚生食堂
アーケード街から一旦入り口まで戻り、反対側に曲がって、一つぽつんと離れた厚生食堂へと向かいました。
もしかして、あのイベント特設会場のような場所?
「営業中」とのぼりが経っていなければ、気が付かずに通り過ぎてしまいそうな、道路下の目立たなさ。
若干罰ゲームめいていて、ちょっと勇気がいるテーブルとイス…。
あきらかに市場の従業員のための食堂。
寒いけれど外でいただきます。
● 市場の穴場
頼んだのは海鮮丼。さっちゃんは鮪の山かけ丼。
カニ脚のお味噌汁つきです。
千円以下でこのランチ。おいし~い!
画像からはあまり伝わってきませんが、切り身が厚くてとろっとろでした。
寒さを忘れて美味しさに震えます。
「近場でこんなにおいしいお魚を食べられるなんて、北海道まで行かなくてもいいね!」
やっぱり市場はいいですね~。
おいしくいただいて、満腹になって、すっかり満足。
食後は、先ほどの人が並んでいるアーケード街の方に行ってみました。
こちらにも千円以下のメニューが並びます。さすがは市場です。
築地市場は、もはや観光地化しており、どこもなかなかのお値段で(コレジャナイ感)をひしひしと感じていたので。
こういう企画に喜んで乗ってくれるさっちゃんは、本当にナイスな友人です。
敷地内には、伏見市場稲荷大神がありました。
伏見大社から市場に勧請したお稲荷さんのようです。
お稲荷さんは農耕の神様ですが、この辺りでは漁師にも支えられたのでしょう。
近くには、伏見大漁稲荷神社もあるようです。名前が似ていてまちがえそう。
● うらしまでんせつ
魚河岸を出て、道路を歩いていると、等間隔で並んでいる車止めのポールの亀が目に入りました。
「これ、亀なの。なぜかというとね…」
説明するために、お寺に立ち寄りました。
ここは浦島伝説に彩られた浦島寺。
ちなみにこの辺りは浦島という地名です。
最近御朱印帳を買って、御朱印集めを始めたばかりのさっちゃんにガイドします。
「ここのご本尊は、カメに乗っているのよ~」
目黒にあるタコ薬師はタコに乗っていませんが、ここは裏切りません。
普段は非公開で、見られませんが。
でも手水舎そのものが亀!浦島伝説にのっとっています。
さっちゃんも大喜びでした。
その2に続きます。