怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

入管手続き

2016年05月25日 | 分けるの面倒になってきた
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ドイツの身分証明書を更新したので受取りに行った。
とても役所とは思えないエレガントな建物で、私はここに行くのが好きだった。数ヶ月前に申請に行った時は難民で溢れていてげんなりしたものだ。
そんな不安があったけれど、なぜか今回は難民らしき人物がいなくてほっとした。

天井のフレスコ画が美しい。

外国人局のドアの前に立つと、何やらいつもと様子が違う。「食品管理部」と表示がついていた。え??
辺りをきょろきょろ見回すと、中からでてきた女性が「あら、外国人局は引っ越しましたよ」とさらりと言った。
おいっ、日本だったら建物の入り口辺りにそうした案内表示をするだろうに!
約束の時間まであと5分だ、走れ、りす!!

たどり着いた建物は、役所らしい色気の無い場所だった。

もちろん、難民らしき人々がいた。
電子表示板に入室指示がでるから、それまで待とう、と言う夫に私は疑問を感じた。
絶対、これ、機能していないぞ、と直感的に思ったからだ。
後からやってくるアフリカ人や中東人たちは、勝手にドアを開けて「私はまだか」と尋ねていた。「私たちも尋ねてみたら?」と夫に促したが「だめだ、ちゃんと予約しているのだから、待ちましょう」と固執していた。
難民たちはどんどん入室して、手続きを終えていた。
もう一度、夫に言ったら、キレた。きっと、妻の言うことが正しいから気分が悪かったのだろう。
夫はしぶしぶ、ドアを開けて「すでに30分以上待っているのですけれど」と遠慮がちに言った。
将来、難民たちにいろいろな物事を先取りされちゃうのでは、と案じてしまう出来事だった。