半年ほど前にニュルンベルクに引っ越した友人が私を呼び出した。
「食事をご馳走するので来なさい」
断れない雰囲気だった。他に何人かニュルンベルクに知人友人がいるのに、彼女らとは「逢おう」と言いながら簡単に数ヶ月から数年を過ぎてしまうのに。
迫力負けして次の日にニュルンベルクへ行くことにした。
約束どおり、まず、昼食をごちそうになった。
旧市街のど真ん中と思われる格好の場所にある焼きソーセージレストラン。
出された皿がとても古風でよかった。なんとかという金属でできている、と目の前の友人が言ったが、聞き取れず。
推定年齢70歳代の韓国人女性で、彼女のドイツ語の発音は、中国人や日本人とはまた違う癖があってかなり聞き取りにくいことがあるんだ。
6本では多すぎると思ったのに、食べているうちにおいしくて簡単に平らげてしまった。
その様子を観察していた彼女は、自分の残りそうな1本を私にくれた。
ノンアルコールビールとソーセージ、それぞれ二人分で24ユーロくらい支払っていた。ごちそうさま!
一時間ほど彼女の用を済ませ、向かったのがお気に入りのケーキ屋。
どれも田舎街のそれとは違って上品でおいしそうだ。
一つはフォークが上から刺さって出てきた。韓国でもこうした食器の扱いはタブーだとかで、ご飯に箸を突き立てた茶碗は死んだ人にお供えするものだ、と解説していた。
食べているうちにだんだんおなかがきつくなってきた。貴重な義母手作り以外のケーキを食べる機会だ。残すわけにはいかない。
その後の用事を済ませ、すぐに家に戻る電車に乗った。
また違う体験ができた楽しい一日だった。
だが。
家に戻ってしばらくすると、気持ち悪い。胃がむかむかする。
嘔吐や下痢は幸いなことになかった。
油脂分の取りすぎ、とすぐに反省するはめになった。小さいがソーセージ7本と、日本の1.5倍の大きさのケーキを一日に摂取するのは私の胃腸には難しいことを、またしても知ることになった。
いつも食べ過ぎて具合が悪くなると反省しているはずなのに、不思議なことに忘れちゃうんだ。
おいしいと、後のことなど考えていられないさ!
顔を洗って、すぐに布団にもぐりこんだ。
「食事をご馳走するので来なさい」
断れない雰囲気だった。他に何人かニュルンベルクに知人友人がいるのに、彼女らとは「逢おう」と言いながら簡単に数ヶ月から数年を過ぎてしまうのに。
迫力負けして次の日にニュルンベルクへ行くことにした。
約束どおり、まず、昼食をごちそうになった。
旧市街のど真ん中と思われる格好の場所にある焼きソーセージレストラン。
出された皿がとても古風でよかった。なんとかという金属でできている、と目の前の友人が言ったが、聞き取れず。
推定年齢70歳代の韓国人女性で、彼女のドイツ語の発音は、中国人や日本人とはまた違う癖があってかなり聞き取りにくいことがあるんだ。
6本では多すぎると思ったのに、食べているうちにおいしくて簡単に平らげてしまった。
その様子を観察していた彼女は、自分の残りそうな1本を私にくれた。
ノンアルコールビールとソーセージ、それぞれ二人分で24ユーロくらい支払っていた。ごちそうさま!
一時間ほど彼女の用を済ませ、向かったのがお気に入りのケーキ屋。
どれも田舎街のそれとは違って上品でおいしそうだ。
一つはフォークが上から刺さって出てきた。韓国でもこうした食器の扱いはタブーだとかで、ご飯に箸を突き立てた茶碗は死んだ人にお供えするものだ、と解説していた。
食べているうちにだんだんおなかがきつくなってきた。貴重な義母手作り以外のケーキを食べる機会だ。残すわけにはいかない。
その後の用事を済ませ、すぐに家に戻る電車に乗った。
また違う体験ができた楽しい一日だった。
だが。
家に戻ってしばらくすると、気持ち悪い。胃がむかむかする。
嘔吐や下痢は幸いなことになかった。
油脂分の取りすぎ、とすぐに反省するはめになった。小さいがソーセージ7本と、日本の1.5倍の大きさのケーキを一日に摂取するのは私の胃腸には難しいことを、またしても知ることになった。
いつも食べ過ぎて具合が悪くなると反省しているはずなのに、不思議なことに忘れちゃうんだ。
おいしいと、後のことなど考えていられないさ!
顔を洗って、すぐに布団にもぐりこんだ。