健脚

　　　　　　　　　　　　　　　　　　
先日，山腹にある墓へ参りに行った。
徒歩では息が切れるので、随分前から車を使っている。
墓所の入口で、下から登ってきたおばあさんに出会った。
７０歳は優に超えているようだが、杖をついていないし息も上がっていない。
聞けば、自宅まではより急な坂をこの先１０分程登らなければならないと笑って答える。
それが苦にならないというのだから、その健脚ぶりと元気の良さには驚いた。
自らを省みて、歩いて１０分程のところでも車を使うようになり、それが延いては足腰を弱くする一因になったと反省しきり。
正に足の裏は第２の心臓ということか。