雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

ゆかいな仲間たち 2

2008-12-10 | 友人
 とかく、私の周りにはゆかいな人々が多いのだが、先日、兄キの友人Sさん(♂50才、既婚、小6の息子一人)と酒を呑んでいたとき、どういう経緯でその流れに入ったのかは忘れたのだが、性癖の話になった。
 いい具合にアルコールがまわってきたSさんは、やや焦点が定まってはいないものの、その眼差しに確かな真剣さをたたえて語りだした。

「センズリ覚えたての頃はそれこそ毎日のようにやっててね。そんでも、毎日のことやから、しだいに新たな刺激を求めるようになったんよね」

 ええ、そのお気持ちはよくわかります。

「ほんで、ある日風呂入ろうとしたら脱衣所のとこにホース置いてあったんよ。風呂掃除で使ってるヤツでわりと長いんよ。俺それ見てね、『これや!』って思ったね」

 あ、はぁ・・・。

「ほんで素っ裸んなってそのホース、体にグイグイ巻きつけたんやけどね・・・これはこれでアリかなぁ、て思たわぁ」

 いやいや、なにが「アリ」なんだか(笑
 で、もうこうなったら私も訊かざるをえないじゃないですか。

「ホースの穴に突っ込んだんですか?」

「いやー、試してみたんやけどね、入らんかったんよー。惜しかったんやけどね」

 そう言ったSさんの顔には「惜しさ」よりも、むしろ「誇らしさ」が滲み出ていた。


 ちなみにSさんは生粋のミュージシャン体質で、そのギターテクニックは「巧い」とか「プロ級」なんてのを通り越して、もはや神。聴くものを圧倒させる。そして唄声にはブルースの嘆きを纏わせ、聴くものを陶酔させる。本当にもの凄い「ギタープレイヤー」なのである。
 
 まぁ、「ホースプレイヤー」としても、もの凄いと発覚したけど。

 そんなSさんに対して少々申し訳ないが、言わせてもらいます。

 どうして私の周りにはこんなどうしようもない奴らばかりなのだろうか?私はいたってマトモな人なのに・・・。

 でも、こんな仲間たちのおかげで、私の日常はとてもゆかいなのである。
コメント (2)
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