TO5FP St. Pierre, Miquelon のペディションが終了しました。お目当ての80mは聞くこともできませんでしたが、積極的なJA指定があり、パイルアップも整然と進み、とてもFBなペディションでした。
今年は、VP8STI、VP8SGI、CY9C、TO5FP といった極跨ぎ伝搬を経験できるペディションが続きました。極跨ぎ伝搬というと「ふわふわした信号」というイメージがありますが、最近のは、「聞こえるときはしっかり聞こえる」という印象が残りました。いくつか備忘録的に整理しておくと・・・
- 南極跨ぎはあらぬ方角(真東とか)からの入感がある
- 北極跨ぎは比較的素直な方角から入感する(気がする)近いから?
- 同じJAの中でも地域差があり、かつ規則性がないように感じる
- 今日聞こえたものが明日の同じ時間に聞こえるとは限らない
- 突然、Eスポのように強く入感する場面にも遭遇した
- 聞こえればQSOできる確率が高い(地域差のせいでパイルはそうでもない)
で、結局、クラスターに上がって聞こえていなくても、時間経過で聞こえたり、JAからはレポートされていないので聞こえないとタカをくくっていたら実は(北海道では)聞こえていたりということもありました。結局言えることは、ペディションでしかQSOできないところは、
すぐ聴く、必ず聴く、聞こえるまで聴く
この鉄則を守ること、特に極跨ぎの伝搬は思わぬ聞こえ方をすることを忘れずにワッチしたいです。最後に極跨ぎ、極の影響を受けるエンティティーを列挙しておきます。
南極
- VP8 South Sandwich
- VP8 South Gerogia
- VP8 South Orkney
- VP8 South Shetland
- 3Y/B Bouvet
- 3Y/P Peter 1
北極
- OX Greenland
- FP St. Pierre, Miquelon
- CY9 St. Paul
- CY0 Sable
- CU Azores
- Gシリーズ、VP9 も影響を受けているように感じます
この中で、South Orkney と Greenland の2つ、極の正反対側は意外と聞こえやすい気がするのですが・・・気のせいでしょうか。
2018年のブーベが楽しみです! 備忘録として記憶しておきたいと思います。