
【横浜家系御三家「六角家」で修業した店主が市川に創業した「麺家 市政」】
千葉県内にも今や沢山ある横浜家系のラーメン店。
千葉県では1999年創業の本牧家出身の「末広家@本千葉」、そして2000年創業の六角家出身の「市政家@市川(現在の麺家 市政)」が老舗。
横浜家系は1974年に横浜新杉田で誕生した吉村家が元祖になります。
吉村家の直系は2009年時点では8店舗のみ。
家系御三家と称されるのは、「吉村家」、「本牧家」、「六角家」になります。
六角家の創業は、1988年。かつて吉村家の2号店であった「本牧家」で店長を勤めた神藤氏が六角橋の近くで独立開業したことから「六角家」とされたそう。
六角家本店の特徴は、強烈な豚骨臭が漂う店内、青磁のどんぶり、たっぷりの鶏油、スモークしないチャーシュー、海苔は被せ気味、トッピングのキャベチャー。お好みの味濃いめを「あじこめ」、「油抜き」がある。
実はこれらの「六角家」本店の特徴を創業以来、頑固に守っているのが2000年に市川に創業した「横浜家系ラーメン 市政家」になります。
市政家は2004年7月22日に、市川駅南口の再開発事業により、「南口一番街」から、「市川ゆうゆうロード商店街」に移転リニューアルオープンしました。
移転を機に、店名を「麺家 市政」に改名。
ただし、六角家のスタイルは継承。
創業から唯一違うのが、麺が酒井製麺ではなくて、地元市川市の「早川製麺」を使用している点。
千葉県ではここでしか味わえない、キャベチャ(100円)。生のキャベツとチャーシューの細切りに、ごま油をベースにあじこめのタレをかけた一品。
ほうれん草増しのラーメンに、このキャベチャがオールドファンにはたまらないお店です。
ごちそうさま!