http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120504-00000336-yom-bus_all
JR大阪駅(大阪市北区)を核とする「大阪ステーションシティ(OSC)」が開業し、4日で1年を迎えた。
4月末までの主要施設への来館者数は約1億3100万人にのぼった。これは2010年度の東京駅の乗車人員(約1億3900万人)に匹敵し、11年度の東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの合計入園者数(約2500万人)の約5倍に相当する。OSCは大阪都心に新たな人の流れを生み出した。
新たな集客の核になったのは、駅北側のビルに開業した百貨店のJR大阪三越伊勢丹(売り場面積約5万平方メートル)と専門店街ルクア(約2万平方メートル)だ。
ルクア運営会社の中山健俊社長は「中国や四国、北陸からJRやバスで訪れるなど、想定以上に広範囲から人が集まった」と語る。
駅南側の大丸梅田店(約6万4000平方メートル)は昨年4月の増床完了後、630億円を売り上げた。大阪三越伊勢丹、ルクアの4月末までの合計売上高は704億円。大丸の増床効果を合わせると、3店がこの1年で約1100億円の新たな需要を生んでいる。