*「名代ねぎそば 月梅のHP紹介は下記のリンクより(クリック)」
http://ramen-museum.jp/tenpo.php?no=51
私がまだ幼稚園生だった頃、良く親父たちと月梅に来た記憶があります。
あの頃はもっともっと賑やかだった、八幡一番街商店街。
なんかこのレトロ感が、昭和感がメチャたまりません。
メニュー表も大変シンプル。
醤油ねぎそばを注文。
息子さんに伺うと、79歳のお母さんは、入院されているそうです。
ついこの間までお元気だったのを拝見しておりますが、
個人的にはもう充分、月梅を支えて来られましたね。
聴けば、
月梅って、お婆さんの時代からの営業だそうです。
すると、お婆さん、お父さん、お母さん、そして息子さん、すると息子さんは4代目でしょうか?!
戦後すぐの営業と言われておりまして、もう半世紀以上、この本八幡に君臨する老舗中の老舗。
中華のマーク?かな。
程なくして、醤油ねぎそばが着丼。
チャーシューも、メンマも、海苔もない、素に近いラーメン。
これで650円は高い?
そう若僧は感じるでしょうね。
だからネギマシは、無料。
余分な水分はめいっぱい絞り出した、不思議なネギ。
白や青のネギを刻んでますね。
製法は秘伝。
これをレンゲですくい、
ガッツリマシ。
1945年、終戦後の物資が乏しい時代、
どれだけの本八幡住民の飢えを助けたのだろうか?
親父の時代には、
どれだけ多くの「お酒を飲んだ後の締めの一杯のラーメン」派を、助けた事だろう。
大鍋で泳がせて、平ざるですくった、もちもちとした中太麺。
麺のゆで加減は、お母さんは「やわ目」、
今の息子さんは「やや固め」。
それが時代の変化なのかもしれませんね。
シンプルな醤油味。
ネギが混ざると、複雑な味わいに変化。
正に「ソウルフード」☆!
続いてのお楽しみが、卓上のカスタマイズパーツ。
私は迷わず、ディープな自家製ラー油。
これぞワイルド感、バッチリ!
まるで食べるラー油みたいですね。
さっーと、醤油スープに馴染んでいきます。
そしていつの間にか、玉葱抜きの勝タンに大変身、いや、ヤワタンかな(笑)
最初から入れても良いけど、出来れば途中からにしてね~
「名代ネギそば 月梅」
もしも
1945年前後がその創業年であるならば、
2045年までは息子さんが頑張って、その味を守ってほしいですね(あと33年)。
創業100年のラーメン屋さんが本八幡にある、それは「ラーメン食文化の世界遺産」に他なりません。
もうその頃には私は天国にいるのかもしれませんが。。?!